マスクがなかなか手に入らない状況です。買いたい人の数、みんながほしいと思っている数のマスクが生産・輸入できていないということだと思います。
みんなが本当にほしいのは布マスクではなく、不織布の使い捨てマスクだと思います。布マスクは清潔な状態に保つのが難しいようですので・・
マスクの需要はどれくらい?
不織布の使い捨てマスク、実際にはどれくらい需要があるんでしょうか。
でも少し考えたらなんとなくわかると思います。
日本人が1人1枚、毎日使う。これがみんなの理想だと思います。
家から全く出ない、病気して入院中であるから必要ない
という人や逆に
汚れて1日2枚使う人もいるかもしれない
ということを考慮すると・・だいたい1億人ぐらいが使うと・・
マスクの需要は、1ヶ月30日で30億枚になりそうです。
30億枚って・・すごい数ですよね(^_^;)
ちなみに通常だと、最もマスクの需要が多かったのは花粉症シーズンの3月で5.5億枚ぐらいだったそうです・・およそ6倍もとなると、そりゃ準備できませんよね・・
なお、1月の最終週には、1週間で9億枚の需要になったそうです。このペースだと月40億枚ぐらいですね。医療関係者の人は1日1枚では足りないでしょうから、それくらいは必要かもしれません。
マスクの供給量は?
では今、どれくらいのマスクが供給されているのか。
もともと日本のマスクは7割が中国からの輸入だったそうです。一番使われていた3月で考えたら4億枚近くが中国からの輸入だったということですね・・
新型コロナウイルス騒動が起こり中国からの輸入はストップしたでしょうから、一気に1〜2億枚しか用意できなくなったということかなと。
2020年2月頃になんとか4億枚が供給できるようになったと発表され、3月頃に6億枚、4月に7億枚の供給になったそうです・・
すでに例年のピーク、3月に必要な数は超えていますが・・今の新型コロナウイルスへの対応に必要な、30億枚には程遠い。
政府が配布する布製マスクによって、マスク購入に走る人が多少は減り、それによってどうしてもほしい人が手に入れられる可能性は少しは上がってきそうです。
中国からの輸入は日本だけでなく他の国も動いているでしょうからすぐには難しいと思いますが、輸入量も増やすことでなんとか供給量を需要に近づけてもらいたいと思います。
現在の中国からの輸入枚数は月で1億2000枚ほどだそうです。
なお、どうしても買いたい人はこちらで探すことができそうです↓
マスクの平時の価格と現在の価格は?
こんな状況で「マスクがない」という状態ですから、マスクは高くなっています。
平時はいくらぐらいだったかというと・・
地域差や多少商品による差はありますが、例えば50枚入のマスクがだいたい600円ぐらいでした。
1枚だいたい12円ぐらいです。
「使い捨て」で使うには、それぐらいの金額でないと・・躊躇しますよね(^_^;)
それが今は・・50枚1箱で3000円ぐらいから3500円ぐらいしています。もっと高いマスクもあります。
1枚60円〜70円です。
だいたい5倍〜6倍ぐらいの値段です。
需要が供給の5倍ぐらいになっているので、自然とそれぐらいの金額になってしまうということなんですかね・・一時は、転売屋による高額の販売で値段が釣り上げられているという話もありましたが、今はそもそも不織布などマスクの原材料が高騰していて、生産コストが上がり、仕入れ値自体が上がってしまっているそうです。
マスクは高くはなっていますが、入手できるなら入手したい、とみんな思うのではないでしょうか。
これからマスクの供給量は増えると思いますが、値段が下がっていくかはまだわかりません。国内メーカーも頑張って増産していますが、設備投資もして作っているので・・
「5月か6月には需要に追いつくのでは?」というメーカーからの声もありますが、40億枚も供給できるとは思えないので・・今のような「緊急事態宣言」状態では無理なんじゃないか?と思います。
もはや、マスク1枚は「1日生活するためにかかるコスト」と考えるしかないかもしれないですね・・タバコを吸っていたような人はこれを機にやめて、タバコ代をマスク代に回したほうが良いのではないでしょうか。タバコをやめれば自分の分だけでなく家族の分のマスクのお金にも回せると思います。
マスクは予防効果はない、と言われていますが、「自分は感染しません」をアピールするためにも、着けた方が良いと思います!