アリアル。今日は夏の風物詩「せみ」について話をしてみたいと思います。
ミリアル。最近は夜でも鳴くようになった、あいつですね。
今日の話は「セミファイナル」です。
セミファイナル?準決勝のこと?東京オリンピックにちなんだ話?
いいえ、実は、オリンピックは全く関係ありません。トーナメントを勝ち抜いた人の戦いでもありません。「セミファイナル」の「セミ」は昆虫の「セミ」です。
道路を歩いていたりすると、セミが転がっているのに出くわすことがありますよね?
セミファイナル#そろそろオリンピックもおわってしまう pic.twitter.com/6KxzPZFIYq
— 新🏝都築宏明の映画人生武道生活 (@hiro_tsuzuki01) 2021年8月7日
仰向けになって倒れていたりします。
このセミに近づいたときに・・
急に動き出して、飛び回ったりして、びっくりすることがありました!
そうです。それがセミファイナルです。
誰が言い出したのか不明ですが、ツイッター等で夏になるとたくさんツイートされています。
実はこの状態のセミは、人をだますためのトラップをしかけているわけではなく、本当に死にかかっているんだそうです。
体力がなくなって木にとまれなくなり、身体の中で重い、羽の方を下にして・・倒れているという・・
しにかかっているところに、人が近づいて、たとえば「こんなところでしんでかわいそうに・・土にうめてあげよう」と、つかもうとしたら・・?
その瞬間に起こることがまさに「セミファイナル」なんですが、おそらく「最期の力」を振り絞ってセミさんは逃げようとします。
このとき、急に動いて、飛び回り、人をびっくりさせるわけです。
これが「セミファイナル」です。
かなりのブラックジョークですね。
最期の馬鹿力ってことですか・・なんだかせつないですね・・
でも、急に動いたらこっちは心臓が止まりそうになるぐらいびっくりします。まさにセミ爆弾!
でも、倒れているセミのなかには本当にしんでいるセミもいるんでしょう?
見分ける方法はないんですか?
あります。
実は、足が開いているか、閉じているかでわかるそうです。
昆虫はしんでしまうと関節がちぢこまるそうですので
さっきセミファイナルされたので注意喚起 pic.twitter.com/azttN50FNj
— 脳筋ライダー【No King Rider】 (@No_king_rider) 2021年8月3日
足がとじていたら「すでに死んでいる」
足が開いていたら「セミファイナルの可能性あり」です。
なるほど、これからセミファイナルっぽいやつをみかけたら、まずは足を観察すれば良いわけですね。
ちなみに、夏の間、一生懸命なきつづけて夏を盛り上げてくれたセミさんたちですが、最期のとき、セミファイナルのときは真っ青な夏空を見上げてしんでいくのかな・・なんて想像していましたが、実はセミの目は羽の側についているので・・最期の瞬間にみているのは自分が転がったところの地べたということになります。
せめて、セメントやアスファルトではなく、自分が長い期間過ごした土の上でしなせてあげたい気がしますね・・
せみがとても嫌いな人もけっこういるみたいですが、
せみは人間にとっては無害な虫なんだそうです。
まあ、声を有害といえばそうかもしれませんが・・
毒を持っているわけではなく、噛むこともない、あと、おしっこをしますが、その成分は基本的には人間に無害とのこと(樹液飲んでるだけでしょうから)
※蝉のいた木の生えている箇所が土壌汚染されている場合は有害の可能性もなくはないそうです
いま調べてみましたが、
せみは水をかければ逃げるそうなので、自分で近づいて追い払うことが怖い人は、水鉄砲で攻撃すれば良いかもしれないですね。
夏を盛り上げてくれる蝉さんのこともっと知りたい人は別の記事もありますので御覧くださいね。
❉コエフォントスタジオ(CoeFontSTUDIO)さんのイラストと音声を使用させていただいています
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