ひなぴし ドラマ考察

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#べらぼう ネタバレ 第8回あらすじ詳細版 大河ドラマ考察感想 2025年2月23日放送 第8話 蔦重栄華乃夢噺 #蔦屋重三郎

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こんにちは。#トケル と言います。


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べらぼう
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NHK大河ドラマ
2025年 日曜20時
「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」


出演者・キャスト一覧

蔦屋重三郎(横浜流星)
駿河屋市右衛門(高橋克実)
ふじ(飯島直子)
次郎兵衛(中村蒼)
留四郎(水沢林太郎)
唐丸(渡邉斗翔)
花の井 / 五代目瀬川(小芝風花)
松葉屋半左衛門(正名僕蔵)
いね(水野美紀)
うつせみ(小野花梨)
松の井(久保田紗友)
とよしま(珠城りょう)
大文字屋市兵衛(伊藤淳史)
しげ(山村紅葉)
きく(かたせ梨乃)
朝顔(愛希れいか)
ちどり(中島瑠菜)
半次郎(六平直政)
りつ(安達祐実)
扇屋宇右衛門(山路和弘)
志津山(東野絢香)
須原屋市兵衛(里見浩太朗)
鱗形屋孫兵衛(片岡愛之助)
鱗形屋長兵衛(三浦獠太)
藤八(徳井優)
鶴屋喜右衛門(風間俊介)
西村屋与八(西村まさ彦)
小泉忠五郎(芹澤興人)
平賀源内(安田顕)
平秩東作(木村了)
平沢常富 / 朋誠堂喜三二(尾美としのり)
勝川春章(前野朋哉)
北尾重政(橋本淳)
礒田湖龍斎(鉄拳)
小田新之助(井之脇海)
鳥山検校(市原隼人)
徳川家治(眞島秀和)
知保の方(高梨臨)
徳川家基(奥智哉)
一橋治済(生田斗真)
田安賢丸(寺田心)
宝蓮院(花總まり)
高岳(冨永愛)
大崎(映美くらら)
田沼意次(渡辺謙)
田沼意知(宮沢氷魚)
三浦庄司(原田泰造)
松本秀持(吉沢悠)
長谷川平蔵宣以(中村隼人)
松平武元(石坂浩二)
松平康福(相島一之)
佐野政言(矢本悠馬)
喜多川歌麿(染谷将太)
清水重好(落合モトキ)
誰袖(福原遥)
田沼意致(宮尾俊太郎)
てい(橋本愛)


スタッフ

脚本 
森下佳子

演出 
大原拓
深川貴志
小谷高義
新田真三
大嶋慧介

ナレーター 
綾瀬はるか

音楽 
ジョン・グラム

時代設定 
江戸時代

制作統括 
藤並英樹
石村将太

プロデューサー 
松田恭典
藤原敬久
積田有希

製作 
NHK


 

3600

 

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2月23日放送の第8話は、復活しそうな鱗形屋と、その他の地本問屋とのいろいろな駆け引きも描かれるんですが・・

気になる登場人物がいます。

 

 

次回予告の映像の中で、鶴屋が「耕書堂さんが仲間に入る話は、なかったことに」と言っていました。

蔦重は「倍売れそう」な細見を作ったのに、なぜ・・?ですよね。

次回描かれるその理由もお話ししていきますので、最後までぜひお付き合いください。

 

蔦重のことが好きそうな女の子、かをりが登場しましたよね。

このかをりはのちに、吉原を代表する花魁に成長するんですが・・

出演者についてご紹介します。

成長したあと、遊女になってからのかをりを演じるのは、朝ドラ「舞いあがれ!」でヒロインを演じた福原遥さんです。

では、今回かをりを演じていた女優さんはというと、

この方は、稲垣来泉さんで、現在14歳の人です。

子役として大活躍されている人で、ほぼ毎クール、どこかのドラマに出演されています。

 

今季、2025年冬クールでは、日テレの土曜22時からのドラマ、川口春奈さんと松村北斗さんが共演する「アンサンブル」にレギュラー出演しています。

田中圭さんの娘役です。

今後の活躍も期待される女優さんですので、稲垣来泉さん、ぜひ覚えておきましょう!

 

大河ドラマ「べらぼう 蔦重栄華乃夢噺」ドラマ考察

 

2025年2月23日 日曜日放送の内容から、僕の考察や展開予想をお話ししていきたいと思います。

大河ドラマについて、この動画のコメント欄で自由に語り合っていきましょう!

 

第8話は花の井のシーンからスタートするようです。

九郎助稲荷に来ている花の井は、「籬の花」が売れるように手を合わせていました。

吉原のため・・と言いつつ、この行動はきっと、蔦重のためですよね。

そこに蔦重が風呂敷を振り回しながら駆けてきます。

風呂敷の中には本は1冊も入ってない・・ということで、「売り切れだ!」と嬉しそうに話す蔦重へ、花の井は

でも地本問屋が買ってくれただけで、まだ町の人に買ってもらえたわけじゃないんだろ?と言い、

蔦重はちょっと拗ねます。

花の井が一緒に喜んでくれると思ったんですよね・・

そんな蔦重をみて、花の井は「かわいい」と思うようです。

この可愛い蔦重のためならなんでもしてやれる・・と思った花の井は、夜見世(よみせ)に向けて気合を入れ直しました。

「なんでもしてやれる」この言葉が・・このあと、花の井の身に起こることにつながっている気がして、悲しく思えてしまいます・・

 

蔦重が「蔦屋」に戻ると、駿河屋の主人が来ていました。

蔦重の細見はすべて売れたことを報告したら駿河屋は「鱗形屋の話はでなかったか?」と聞きます。

でも、蔦重は今のところ何も聞いていません。

そこで蔦屋で働いている留四郎から、「節用集」の偽板で捕まった鱗形屋の処分を聞きます。

元の節用集の板元である柏原屋へ「わび金」を支払って、

偽板の板木とすでに摺った本2800冊の没収

奉行所での裁きはその程度で済んだそうです。

「軽い裁きで良かったね」といいつつ、蔦重としては、こうなったらもしかしたら、自分が仲間に入るのが難しくなるかも・・と思ったかもしれないですね。

駿河屋の主人は、鱗形屋の処分が軽かったことを知って、その後、地本問屋たちがどう出るのかを気にしていたのかもしれないですね。

 

鱗形屋には鶴屋の主人が訪ねてきていました。

鱗形屋が軽い処分で済んだのは、書物問屋の須原屋が手助けしてくれたから、ということでした。

鱗形屋と須原屋は古くからの付き合いのようですね。

蔦重が作った細見「籬の花」を鶴屋は見せますが、鱗形屋は「こんなものは、枠組みを変えただけじゃないか」と負け惜しみを言います。

たしかに載ってる情報は吉原の情報で、特別変わったものではないですが

でも蔦重のものには「瀬川襲名」という最新ニュースもあるし

また「枠組みを変える」ことで見やすくするのはすごいことだと思います。

その価値が・・わかっていないのかもしれないですね。

鶴屋の主人は「しょせんは、蔦重は本屋ではなく、吉原の引札屋だ」と言いました。

「引札」っていうのは今でいう「広告・チラシ」を指すようなので、

蔦重は本屋じゃなくて吉原の宣伝屋だ、と言った、ということですかね。

 

蔦重が作った新しい吉原細見である「籬の花」は地本問屋たちにたくさん仕入れてもらえましたが、ここからは町の人にいかに買ってもらえるか、ということが大事になってきます。

西村屋が作った「新吉原細見」も出来は悪くないので、西村屋がそれを売り始めると興味をもった客が店には寄ってきます。

それで西村屋の本を買われてしまっては、「籬の花」が売れなくなってしまう・・

蔦重はここで、宣伝を工夫します。

太鼓を鳴らし、声を出して本を売り歩く一団の中に蔦重がいました。

西村屋の前に通りかかったときに、「籬の花」は「新吉原細見」の半額!

さらに大名跡を襲名した瀬川のことも載っている!と派手に宣伝し・・見事に客を引き付けていました。

ただ良いモノを作っても売れなければ意味がない。

どうやったら効果的に売れるか、というところまで考えて行動している、ということですね。

鶴屋の主人から「吉原の引札屋だ」と言われていましたが、言われたとおり「宣伝」にチカラを発揮した形ですよね。

 

その日の夕方には、吉原は、蔦重の細見「籬の花」を手にしてやってきた人でいっぱいになっていました。

みんな「瀬川」を観たくてやってきたようです。

「瀬川」を襲名したのは・・花の井ですよね。

その瀬川の花魁道中を見物したい。

「花魁道中」とは、女郎が茶屋へ、客を迎えにいく行事ですね。

高下駄を履いた花魁が「外八文字」という独特の歩き方で従者を引き連れて練り歩きます。

現代でいえば・・パレード的な感じでしょうか。

このシーン、瀬川演じる小芝風花さんの歩き方に注目したいですね。

瀬川は「外八文字」という「力強さ」を強調する歩き方をすると思いますが、

京都にある「島原遊郭」などでは「内八文字」というおしとやかな歩き方が主流だったそうです。

 

蔦重が細見を売って、瀬川が客を呼ぶ。

みんな「瀬川」を襲名した花の井をみたくて、集まってくるんですね。

そして2人は、吉原を繁盛させた立役者になりました。

立役者ということで蔦重は宴席に招かれ酒をしこたま飲まされます。

良い覚ましに吉原の町を歩いていた蔦重は「瀬川と寝た」という男の話が聞こえてきたりして気分がわるくなります。

蔦重、ちゃんと本人が気づいていないだけで

本当は瀬川・・花の井を、自分のものにしたいという気持ちがあるってことではないでしょうか。

 

そんなとき、蔦重は源内と新之助に会います。

二人は「瀬川」がどんな女郎なのか見に来た・・ということでしたが

その正体が花の井だと知って、大きく驚きました。

瀬川は忙しくて・・会えません。

これだけの人出になったのは瀬川のおかげ・・何かをして報いてあげることはできないかと蔦重は源内へ相談します。

源内はこのとき、花の井が言っていたことを思い出します。

「重三が誰かに惚れることなんてあるんですかね・・」

源内は花の井の、蔦重への想いに気づいており、蔦重へ「それなら身請けすれば良い」と提案しますが、瀬川だと最低でも1000両は必要で、無理だと答えます。

そして吉原では「女郎にはしんでも手を出してはならないと叩き込まれたので、誰かを好きになったことなどない」と蔦重は言いました。

源内は「虚しい話だ・・」と言って、それに蔦重は同意しますが、源内がむなしいと言ったのは瀬川の気持ちのことだったんですよね・・

だから・・蔦重は、自分の気持ちに気付けないんですね・・

 

でも、客がきたらきたで、また問題が・・

吉原の女郎屋を経営する親父たちは嬉しいだけかもしれないですが

働く女郎たちは、客の数が増えて大変になっていました。

瀬川自身も休むまもなく次々にやってくる客を相手にしなければならないですが

瀬川を目当てにやってきても瀬川と会えない客は、しかたなく別の女郎と過ごすことになり・・

そうすると、瀬川に対する他の女郎からの不満が高まりそうで、心配ですね・・。

 

そして、今回の放送では、また、NHKとしては「かなり攻めた」内容の放送がされるようです。

初回の放送のときには、なくなった女郎たちが裸で路上に寝かせられているシーンがありましたよね。。

吉原を描いている作品だから、当然この物語の裏では起こっていることですが・・

瀬川が客の相手をする様子・・吉原で夜に行われていることが・・映像表現として出てくるようです。

化粧も髪も乱れ放題、行為で使われたと思われる紙が散乱している・・

しかも、男はひどい「強蔵」

強蔵とは、精力絶倫の男のことを言うようです。

その男から瀬川は酷い扱いを受けたようです。

めちゃくちゃされたと思われる瀬川は、全身痛い・・

でもそんなとき、客が持ってきていた蔦重の細見「籬の花」をみて、瀬川はまた蔦重を思い出します・・

「売り切れた!」と嬉しそうに報告してきた蔦重のかわいい姿を思い出すんでしょうね。

そして、この仕事は蔦重のためにやっている、という意識があると思われる瀬川は

蔦重を思い出したらまた、仕事に意識を戻すようです。

ちなみに、うつせみに対しては明確に暴力をふるって興奮するような男の客がいることも・・描かれるみたいです。

 

蔦重はというと、そんな強蔵を相手にした瀬川を心配する・・

蔦重自身は自分がどういう想いからそうなっているのかわかっていないようですが・・

つまり、自分が本当に瀬川への想いをもっていることに気づいていなさそうですが

あいつが瀬川と・・と思うところもあるんだろうと思います。

毎日誰かの相手をしている瀬川・・・と考えたら、

それを目にしながら、何もできない自分は・・という思いが、どこかにはありそうですが

でも、蔦重はそれを「考えない」ことにしているんだろうと思います。

次郎兵衛や半次郎にも女郎はどうやったら報われるのか?と蔦重が聞くと

「間夫(まぶ)だろう」と言われます。

「間夫(まぶ)」とは、多くの客の中で心から惚れた唯一の男性のことですね。

瀬川が惚れているのは蔦重なので・・間夫はいないでしょうね・・・

ちなみに、うつせみにとっての間夫は源内と一緒にいた新之助だろうと思います。

 

瀬川がつかれた身体を休めるときにいつも読む本があります。

それは「塩売文太物語」です。

これは赤本・・今で言う、絵本みたいなものですね。

子供向けの本。

これは禿(かむろ)だった時代の瀬川・・まだ「あざみ」と呼ばれていた頃です。

このころに、柯理(からまる)・・蔦重からもらったものでした。

この本をもらった時のことを思い出し・・

瀬川は、自分がその時、蔦重のことを好きになったのかもしれない、と思うようです。

とくに瀬川の方の想いは視聴者にも痛いほど伝わりますよね。

だけど、蔦重からは・・・感じられないのは、「人を好きになる」ということがわからなくなっているから、ですよね・・

 

田沼屋敷では意次と源内があっていました。

意次が反対していた日光社参をやることになったことを後ろ向きに話す意次へ

源内は、吉原での瀬川の花魁道中を思い出し

日光社参のときの大名行列をうまく見世物にすれば金になるのではないかと提案していました。

宿場の商売をもり立てることで、南鐐二朱銀を流通させる機会になると思った意次は、やる気になったようです。

南鐐二朱銀は、金と銀の交換を簡単にすることで取引を容易にして、商業を活性化する目的で導入されたものだったそうです。

銀貨はそれまで、重さをはかることで価値を算出して使用する・・という手間がかかっていたようですが、南鐐二朱銀は金との交換レートが決まっていたので簡単になった、ということですね。

 

鱗形屋を助けた須原屋に話を聞くと・・鱗形屋の主人も蔦重が密告したわけではないことはわかっているようだと言っていました。

鱗形屋が偽板で作った節用集をおさめていた、小島松平家が裏切ったんですよね。

自分の家が調べられないように、鱗形屋を調べるようにと申し出たということです。

かつて本屋は上方からの出店しかなく、江戸から出たのは須原屋と鱗形屋ぐらいしかいなかった、その関係で須原屋は鱗形屋を助けたそうです。

蔦重は須原屋へ、瀬川へプレゼントする本について相談します。

 

瀬川は富豪である鳥山検校(けんぎょう)と出会います。

初めての客として、瀬川の前に現れました。

鳥山は目がみえないはずですが、かすかな物音から相手の居場所や様子を読み取ることができるようで、瀬川はそのことに強く驚きます。

初会の場合、花魁はただ座っているのが掟で・・退屈だろうと配慮した鳥山は

本や双六をもってきていました。

みんなで楽しんでくれ、と鳥山はいいますが

瀬川は、持ってきてくれた本を読み聞かせると申し出ます。

本来これは掟に背く行為ですが、目で花魁の姿を楽しむことができない鳥山のことを配慮して、のことでした。

瀬川は「人を思いやることができる」人に、やさしくできる人・・ですよね。

 

鳥山検校(とりやまけんぎょう)について詳しく確認したいと思います。

鳥山検校は、市原隼人さんが演じられます。

鳥山検校(とりやまけんぎょう)はこのあと、瀬川を身請けすることになる“盲目の大富豪”です。
当時吉原一の花魁といわれた瀬川(小芝風花)を1400両で身請けするそうです。

前に、NHKのスペシャル番組で、この頃の1両は6万円ほど、とされていたので、

その計算でいくと・・1400両は現在の価値で8,400万円ですね。

 

“検校”というのは盲人に与えられた最高位の官位なんだそうです。

鳥山は幕府の許しを得て高利貸しを行い、多額の資産を築いていた人です。

金の力ですべてを手に入れた鳥山であったが、唯一、妻・瀬川の心だけは、まだ自分のものにできておらず、そこに蔦重(横浜流星)の姿を感じ取る・・ということで、

これは、身請けしたあとのことなんでしょうか。

結構、歴史上では「悪い人」として描かれることが多い人みたいですが、

この大河ドラマではどんな風に描かれるか、楽しみです。

今回は「初会」で初めて会う日ですが

鳥山は他の人とはなにか違う・・と瀬川は感じたのかもしれないですね。

鳥山がもってきてくれた本の中に、鱗形屋の印が入った青本がありました。

 

同じ頃、蔦重は、次郎兵衛から「おもしろいのでたくさん仕入れた方がいい」とすすめられた本、「金々先生栄花夢(きんきんせんせいえいがのゆめ)」を読んでいましたが

ここに書かれている内容は、蔦重が鱗形屋と「新しい青本」を作るために、聞き集めてきた内容でした。

あのときの、あれを本にしたのか・・

「金々先生栄花夢」について、「金々先生」とは流行の先端をいく金持ちの粋な人を指すようです。

田舎から出てきた男が金持ちの養子になり、放蕩三昧をしたあと、勘当される・・という夢をみて、栄華のむなしさに気づき、国へ帰る、という内容です。

夢オチってことなんですかね(笑)

 

鱗形屋の新しい本が売られているということは、鱗形屋が板元として復活しているということ。

とすると、蔦重が地本問屋の仲間にはいる話はどうなるのか、と瀬川は心配します。

吉原の親父たちが協力してくれるっていってるから・・と蔦重は落ち着いていました。

吉原をなんとかしよう!という仲間が増えたのは瀬川のおかげだ・・と蔦重は言い、瀬川に1冊の本をプレゼントします。

これは、須原屋に教えてもらった本、ということでしょうか。

「女重宝記」これは当時の女性が身につけるべき知識や教養が記された本でした。

瀬川には名のある武家や商家に身請けされて幸せになってもらいたい。

身請けされたあと苦労しないためにはこの本を読んでおくといいらしい。

ここで瀬川は「ばからしゅうありんす」と答えますが、

それは「女重宝記」で勉強しておくことを「馬鹿らしい」と言っているのではないんですよね・・

瀬川にとって蔦重は唯一無二の人。

なのに蔦重にとっては、吉原にたくさんいる「救ってやりたい女郎の中の1人」

自分がそんなふうに感じられて、自分の蔦重への秘めた想いを「ばからしい」と表現したんですね・・なんとも切ない。

 

駿河屋の座敷に、鱗形屋、鶴屋、西村屋など地本問屋たちと、吉原の親父たち、そして蔦重が集まりました。

そこで鶴屋は蔦重を仲間にいれる約束はなかったことにしたいと言います。

鱗形屋を支えていくため、とのこと。

でもそこで蔦重は

●吉原に関する本以外は一切やらない

●吉原細見は、タダで渡す

●「雛形若菜初模様」は西村屋が続けていい

とかなり好条件を出します。

それなら・・と地本問屋たちは思うのですが、そこで鶴屋が1人残って話し始めます。

 

「今日、ここに来ていないものたちからも意見を預かってきています。

『吉原者』は卑しい外道、市中にはかかわらないでほしいと願う人たちが大勢います。

みんな、吉原の方とは同じ座敷にすらいたくないとのことで・・」

 

当然ではありますが、駿河屋は強く怒り、駿河屋の必殺技!

鶴屋の主人を、階段から突き落としました。

吉原の方も、あんたらと同じ座敷にはいたくない!

それは駿河屋以外の人たちも同じ、ということで、地本問屋たちへ「吉原への出入り禁止」を宣言します。

 

吉原に出入りできないってことは、吉原細見は蔦重しか作れない。

でも、蔦重は本屋ではないので、市中で本を売ることはできない。

それだと吉原の宣伝が思うようにできない・・

ここをこのあと、どんな風にこれから解決していくか、ですねー

 

あと、駿河屋や、吉原の親父たちは、鶴屋のことを「赤子面」と言って馬鹿にするようですが・・

赤子面・・役者が幼い子供のような表情、つまり「赤子顔(あかごがお)」に見えるように描かれた面をつけること、を言うそうなんで

人に向かって「赤子面!」というのは、現代で言えば「童顔!」と馬鹿にしていることになるんですかね(^_^;)

たしかに、鶴屋を演じている風間俊介さん、実年齢は41歳ですが・・もっと若く見えますよね。

風間俊介さんの風貌を活用したセリフだなと思いました!

 

というところで今回の考察は終了です。

感想やご自身の予想など、コメントをお待ちしています。

 

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