※長文ですし、何度も読み返して欲しいので、ぜひブックマークしてみてください。
宅建試験は独学で突破可能!勉強時間は?
宅建士の資格試験を受験して、合格しました。
まず一応自己紹介しておくと・・
・不動産関連の仕事はしてない、したことがない
・不動産や法律の勉強をしていたこともない
・自分の所有するマンションを引っ越ししたあとに人に貸すことになり、不動産取引に興味を持つようになった
・今は仕事をしているので、勉強する時間がたくさんあるわけではない
こんな感じです。
こんな感じの僕でも、10月の試験を受けるにあたり
だいたい8月ぐらいから勉強を始めて合格できました。
期間でいうと・・2ヶ月強〜3ヶ月ぐらいですかね。
時間でいうと、だいたい100時間ぐらいかと思います。
最初に宅建の資格試験を受けて、資格を取ってみようかなーと思ったときには
通信教育とか学校に通うことも少しは考えたのですが・・
資格の学校
・毎週、決まった曜日や決まった時間に通うのは難しい
・もし振替ができるとしても、きっと通うのがだんだんイヤになりそう
通信教育
・決められたものを決められた期間で勉強するのってストレスが大きそう
・提出課題的なものをその期間内にちゃんと提出できるか不安
・それがストレスになりそう
そして、なによりどちらを選んでも、相当お金がかかることがネックでした(笑)
なんというか、仕事で不動産関連のことをやってないだけに
「どうしても資格を取らなければいけない」状態じゃないんですよね。
なので、途中でイヤになってしまうかもしれないし、お金かけすぎるのはどうなのかなと。。
独学なら、必要なものをその都度買い足して行けばいいので
最初から決まった価格をドンっと支払う必要はないので、無駄にはならないんじゃないかと。
まあ、独学でやるのは勉強自体が無駄になるかもしれないという不安もあったんですが
過去問をやってみてちゃんと解けるようになっていくのならおそらく問題ないし
という考え方から、ひとまず独学で始めてみました。
結果・・
独学で全く問題なしでした(笑)
ちなみに、独学だからまったくお金を使っていないかというと
そんなことはありません。
勉強するにあたり、効率的だと思う方法を取るためなら
躊躇せずにお金を使いました。
まあ・・自分が「これはいい」と思ったことに対してお金を払っていますし
必要になってから使っているお金なので、無駄がありません。
ということで、たしかに独学だとお金はかからないんですが
ぼくの考え方だと、独学でもお金はある程度使った方が効率的に勉強できると思います。
まあ、お金を使わない場合は、その分を時間をかければOKなんですけど。
せっかくなので、ぼくが独学で宅建士の資格を取った時の経験をご紹介したいと思います。
宅地建物取引士っていう名称になったのはそんなに前ではないんですよね。
平成26年の宅地建物取引業法の改正で
「宅地建物取引主任者を宅地建物取引士に改める」とされたそうです。
なので、つい最近までは「宅地建物取引主任者」という名称の資格でしたが・・
いまは、宅地建物取引士という名前になっています。
ぼくがだいたい、
3ヶ月弱、100時間程度+α
の独学勉強時間で
宅建に合格した方法をご紹介します!
宅建の独学合格は難しいなんて話もありますが、これは通信教育や資格取得専門学校による宣伝の1つだと思います。
そりゃ勉強しなきゃ難しいですが、通信教育でも専門学校でも勉強することには変わりないので、「宅建独学合格は難しい」と聞いたからあきらめるのではなく、まずはチャレンジしてみることをおすすめします!
独学に使ったテキスト・問題集・参考書、使ったWebサイト
実は、宅建の合格に向けて買ったものは・・少ないです(^_^;)かなり(笑)
しかも、一貫性はありません。実は同じシリーズのものを買ったりした方が良い気もしますが・・
まずはこちら。
これは宅建士の勉強範囲の全体像をつかむために使いました。
宅建士の勉強をすでに始めている人や、不動産関係で仕事をしている人は必要ないと思います
これを読む段階では、これを覚えようとか、そういうふうにはしていませんでした。
どういうことを覚えなきゃいけないとか、そういうことが一通りわかります。
マンガなので読みやすいです。
ぼくは・・実は最新版じゃなくて少し前のバージョンを読んでいたので
ちょっと見た目が違っていますが・・おそらく内容は同じような感じではないでしょうか。
ただ、法改正が毎年のようにあるようなので
参考書とかテキストを買う場合には、必ず最新版を買うようにしましょう。
そして、その次、
メインで使った参考書(テキスト)と問題集がこちらです。
正直、テキストや問題集は、自分が見やすいものを選べば問題ありません。
なので、これでなければいけないということはないと思いますが・・
一応、参考書と問題集は同じシリーズのものを買っておきましょう。
勉強した内容を問題で簡単に復習しやすくなっているためです。
ぼくはこのシリーズが良いと思いました。
どこが良いと思ったかというと
「カラフルで読みやすそう」
ということ(笑)
しかも、シンプルにまとめられていて
他のテキストと比べると文量が多くないな、と感じたためです。
文章が多いと疲れちゃいますしね(笑)
そして、効率的に勉強するためにもうひとつ
参考書を買ってみました。
いや、これを買うなら、メインで使う参考書や問題集も「出る順」シリーズにすれば良かったのかもしれませんけど(^_^;)
でも、実は違うシリーズにしたことで
同じことが違う表現で書かれており、それでもしかしたら知識の幅が広がったのではないか、
という気もしています。
宅建の勉強を最初からナメてかかっていたわけではないのですが
宅建の試験は
四肢択一、つまり四択問題で
全部で問題数が50問
ということから考えると、
ある程度、出題される要素って限られてくると思うんですよね。
だから、「これを覚えておけば点数が取れる!」というワードや覚えるべき箇所があるはずだ
と思って、こういう「重要ポイント集」みたいなのを買いました。
これはかなり効果があったと、ぼくは思っています。
あと、これはぼくは参考程度に読んでいた本ですが・・
法律関係の勉強も、とくにこれまでしたことがなかったので
民法というのは基本的にどういうことを考え方で書かれている法律なのか
を理解するために使える本としてこれを買ってみました。
実はぼくは、この本はさほど読んでいません(笑)
というのも、宅建の勉強を進める中である程度は民法の考え方がすんなり入ってきたような気がしていたので。。
ただ、法律関連のことは苦手そう・・と思う人は読んでおくと良いと思います。
法律系の問題が宅建でも出ますが
正直、暗記では対応できないような、なにそれ?というような問題も出るみたいです。
ぼくの試験の時も出ました。
が、そのとき、「民法的な考え方だと答えはどれか?」と考えて回答を選んだら、正解できました。
一応そういう解き方ができるようになるためには・・こういう本を読んでおいた方がいいかも、です。
ちなみに、気になる人、余裕がある人はこちらも・・
独学スケジュール、勉強計画、勉強方法
とりあえず、上で紹介したテキストや問題集をAmazonで購入してみてから
このあとを読んでみてください(^_^;)
まず、「マンガ宅建塾」については「導入」と考えて、
勉強時間には入れません(笑)
だって、マンガですし、これを読みながら何かを覚えたりはしませんから。
なので、このマンガ宅建塾は「勉強しようかなー」と思うよりも前に
買って読んでおきましょう。
もし、すでに勉強を始めていたり、ある程度不動産に知識がある人なら必要はありません。
もし勉強を始めようというタイミングから並行して読むなら
通勤途中とか休憩時間とか、スキマ時間を使って、ざっと読みましょう。
マンガですから、ストレスもないし、すぐです。
ちなみにぼくは、毎日すごい長い時間の勉強をするのは無理な方なので(笑)
だいたい1日1時間程度で考えています。
しかし、終盤は試験が近づき、少しやる気も出ると思うので
可能なら数時間の勉強をやる・・・イメージです。
はじめに取り組むのは
参考書の熟読1回&問題取り組み1回です。
「みんなが欲しかった! 宅建士の教科書」
これをある程度、覚えるつもりで最初から順番に読んでいきましょう。
この教科書ですが
「宅建業法」「権利関係」「法令上の制限」という3つに分かれています。
たしか本自体が分解できるような作りになっていたような覚えがありますが・・
「覚えるつもり」でしっかりと熟読しましょう。
とりあえず、「宅建業法」を熟読します。
マンガ宅建塾のときにもみた内容が、より詳しく、覚えるべき内容をしっかりと記載してくれています。
これを覚えるつもりで、ちゃんと読んでいきます。
そして、「宅建業法」の熟読ができたら
今度は
「みんなが欲しかった!宅建士の問題集」
問題集の該当部分を問いていきます。
あとからやり直すことが出てくると思うので
問題集そのものに解答を書くのはやめておきましょう。
また、
完全に理解して解けた問題 = ○
理解が中途半端な問題 = △
わからなかった問題 = X
こういうマークをつけておきましょう。
これを「権利関係」と「法令上の制限」についても行います。
宅建士の教科書がだいたい600ページなので
1日50ページなら、読み終わるのにかかるのは12日間ぐらいですね。
さらに問題を解く時間も同じくらいと考えれば12日間ぐらい、
合計24日間ぐらいかなと思います。
1日1時間の勉強で、ここまで24時間です。
(50ページを1時間で読むので、1ページは1分強の時間が使えます)
そしてここから
2017年版出る順宅建士 重要ポイント555
をしっかり覚えていきます。
1日30個ぐらいずつやっていったとして、余裕をみて20日間(20時間)ですね。
1時間で30個なので、1項目につき2分ぐらいです。
その時間で1項目は覚える!という意気込みでやりましょう!
まあ、、実際には進めていくとやっぱり忘れます(笑)
なので、オススメなのは、1項目につき1分ぐらいの時間で覚えるように頑張り、
1時間の最初30分は前日に覚えた30項目の復習、そしてあとの30分で新たな項目を覚える
そんな感じでやるのがいいんじゃないでしょうか。
時間がもう少し取れるという人は
もう少し時間に余裕をもってやってみましょう。
本当なら、2日前、3日前にやったところも復習した方がいいんです。
ここで「机に向かって勉強する」とは別に
通勤時間等の電車に乗っている時間なんかの隙間時間を活用しましょう。
そこで復習をしていくとより効果的です。
このとき、この本には音声データダウンロードのサービスがついていますので
これをiPhone等のスマートフォンに入れておいて聞く、というのも効果的です。
「覚える」という作業は、みる・聞く・話す・書く等の五感を使って色んなことをやった方が効果が高いらしいので
ただ、みるとか口に出すだけでなく、耳から聞くのも効果があると思います。
隙間時間でのこの「重要ポイント」の復習は、
最後までずっと続けた方が良いです。
机に向かう勉強をここまでやって、だいたい50時間ぐらい(余裕をみて)
日数で50日ぐらいですね。
ここからまた、教科書を読み直します。
ここまででたくさんの知識を吸収していると思いますので
もう一度読むことで、単なる個別の知識だったものが
ちゃんとつながってくると思います。
また、前回解いた時に△や✕だった問題を解いていきます。
これにだいたい20日間ぐらいかけましょう。
ここまででだいたい70日間。
そして、最後になりますが
ここからは、宅建の過去問をやりまくります(笑)
ぼくは宅建の過去問サイトはたくさんある中で
こちらが一番オススメですね↓
宅建超高速勉強術 公式ブログ | 宅建士試験に合格できる情報を、過去問を中心にできるだけ詳細にお伝えしています。
サイトがみやすいし、使いやすいだけでなく
1問ごとにちゃんと解説がついていて、とてもわかりやすいためです。
ここで・・とにかく解きまくってください(笑)
まあ、法改正があったりして
昔の問題だと、いまとはちょっと違う解答の場合もありますが
それはやむなし。
一応、10年分はやっておきましょう。
そしてその10年分は解いてみて、間違えたら
なぜ間違えたのか、その理由もちゃんと理解しましょう。
宅建の問題は四択なので、適当に選んでも正解できちゃうときもありますが
自分が理由を理解してちゃんと選択して解答できたのか
それが重要です。
それができるようになるまでひたすら頑張る。
そして、実力で問題を解いてみることで
今の自分が合格点に達しているのかの確認もできます。
上のサイトで、その年の合格点の情報も出ていますから
自分が合格点に達しているか、も確認しておきましょう。
この過去問を解く段階になったら
もう、試験もある程度近くなっていますし
1日1時間以上の勉強ができるなら、やっていきましょう。
・・という風に
勉強していけば、
最短で100時間程度、2ヶ月強〜3ヶ月ぐらいで
宅建資格に合格できる可能性があります。
なので
10月試験なら
最遅で8月ぐらいからの勉強で合格できる可能性がある!
ということです。
それより早い時期から始めればもっと余裕がありますし
ぼくみたいに1日1時間・・みたいな短い勉強時間じゃなく
2時間、3時間と勉強する人なら
もっと短い期間でも合格できるかも。
まあ、時間に余裕はあった方がいいですけどね。
ただ、あまり早くからやりすぎると、おそらく途中で
やる気が無くなっちゃうので(笑)
「時間がない!」と感じるくらいから、
お尻に火がついたな、という状態ぐらいから始めるのが良いような気がします(笑)
ぼくはそれで、ほぼ宅建初見から、約3ヶ月ぐらいで合格できましたので。
では、皆様が合格されることをお祈りいたします。
この資格を取られれば、国家資格なので「すごい」と言ってもらえますし
どんな会社でも不動産絡みのことが発生しない会社は無いので
絶対に評価されますよ!
独占業務がある資格で(宅建を持っていないとできない仕事があります)
国家資格の中では、ぼくは宅地建物取引士の資格は最も取りやすい資格なんじゃないかと思いますし。
だって、50問で、全部4択なんですよ!
全くわからない問題でも、25%の確率で正解する可能性があるんです(笑)