ひなぴし ドラマ考察

会いたくて、会いたくてふるえるシンドローム。トケルのブログ。

シネコン最大手のTOHOシネマズ、映画料金を1,500円へ値下げ。値下げされたら、観る人増えるの??



なぜ値下げすることにしたんでしょう??
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/other/486009/

安くする=映画を観にくる人が増える

と考えてのことでしょうか?1,800円の映画が1,500円になったから、よし行こうって人どれくらいいますか??

実はぼくはけっこう映画を普段から観る方です。観るようになったきっかけは「映画館の近くに引っ越したから」遠いと行くのが大変だし、いくだけで交通費がかかりますもんね。近くなったことでそういうことがネックでなくなった。そして、やっぱり映画を観るという時間の過ごし方が好きだからだと思います。映像を観るだけなら、DVDを借りて観ればいいわけで、映画を観ることの意味はその場所、その空気を楽しむことなんじゃないかなぁと思っています。

実際じゃあいくらで観ているかと言われると、
ほとんど1回1,000円
です。朝1番目、もしくは夜最後の回は1,000円という映画館なので、その時間にしか行きません。さらに会員になっていることで、どの時間帯にみても1,500円ですし、6回観ると1回タダになるという特典もあります。つまり1,000円×6回=6,000円で7回観られるわけですから、実際には1回860円ぐらいってことになりますね。映画の時間はざっくり2時間。2時間860円なら、漫画喫茶ぐらいのレベルだと思います。その金額で、最新の映像を大画面で観られるなら、ありかなぁ〜なんて思ったりして通っているわけです。

いま映画館へ行かない人にとって、1,800円が1,500円になっても映画館へ行くかといわれれば、答えはNOでしょう。だって、行かなくても生きていけますから。値下げをして確実に客数が増えるのは「必需品」のみです。生きるために必要なもの。映画は生きるために絶対に必要なものではないので、いくら安くなっても価値を感じなければ1円でも無駄ということになります。

リピーターであるぼくはもともと1,000円(いや実際には860円)で観ていますから、仮に通常料金が1,500円に値下げされても関係ない。そして新規客にとっては値下げされようがされまいが、されたから行こうなんて思わない。じゃあいったいなんのための値下げ???

値下げって、よっぽどやっちゃいけないんですよ。1日300人が1,800円で観てくれていた映画館だったら、売り上げは540,000円。これを1,500円にすると・・・360人来て、はじめて元と同じ売上。はじめこそ今回のようなニュースをみてやや人が増えるかもしれませんが、あくまで一過性の話。その時に客の心をつかむ策が打てなければアウトでしょう。いや、打てるなら、今までにもできていたはず。うまくいくことは望めません。客数20%アップなんて至難の業ですよ。

これも読みたい

結局映画を観るか観ないかは、観てみたいと思えるコンテンツがあるかどうか、それにかかっていると思います。だからコンテンツが充実するよう働きかけていくことが必要。もうひとつは、他の楽しみとの競争。映画は娯楽のひとつですから、実はライバルは広くたくさん。単純に遊びに行く先だけではないんですよね。家庭用ゲーム機も、携帯電話も、ドライブをするための車も、インターネットも、スポーツ観戦も、カラオケも・・・すべて娯楽です。余暇をどう過ごすか。昔と比べて過ごし方の種類が増え、競争が激化してるんですよね。それら別の娯楽では得られない何かを示すことができれば・・・また映画館へ足を運ぼうという人が増えるはず。簡単ではないんでしょうけど。

でも、値下げは・・・うまくいくとは思えないなぁ。。定番商品の値下げをして、うまくいってる会社なんて・・・そうそうないと思うんですよね〜〜。安易な値下げにはどうも違和感があります。


 iPhoone3gをフォローしましょう このエントリーをはてなブックマークに追加
Twitterフォローお願いします

このブログへメール 削除依頼