http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110131/dst11013110510011-n1.htm
少しずつ事故原因かと思われる話が出てきました。
東京ドームシティアトラクションズ「スピニングコースター舞姫」の事故。
今の時点では機器不具合より乗車方法の話が表に出ていますね。ただ、同乗していた方の証言で「バーがグラグラで固定されているか不安だった」という話もあるようなので、メンテナンス方法に問題がなかったのか、これもしっかり検証されるべきと思います。
走行中のコースターからボルトが落ちてきたという事故があったぐらいなので…
東京ドームシティアトラクションズ、ジェットコースター「サンダードルフィン」ボルト落下事故。女児が軽症。指切断の事故に続き・・・ - ひなぴし
乗車時の話では
●事故死男性:発車前にバーがおりないと気付き、同乗者に「バーがおりない」と話していた
●運行担当者:口頭でバーのロックを伝えたが手では確認しなかった
▼運行担当者
お客様を乗せて運行する乗り物を担当する者として、どこまでは必ずやらなければいけない安全確認なのか。それが担当であるアルバイトさんへどこまでしっかりと伝えられていたか、ここがポイントでしょう。会社は伝えていたが本人の怠慢だったのか。それとも会社として問題があるのか。これも続報として入ってきた内容で、必ず手でロックを確認するようにとの記載は運行マニュアルになく、徹底されていなかったとのこと。そうするとアルバイトの運行担当者の非は全くないとはいいませんが、考慮されるべきでは。
▼事故死された方
疑問なのは、なぜロックがかからないのに申し出なかったのか。そういう乗り物だと思ってしまったということでしょうか。やはり運行担当者の説明不足?看板などでの告知不足?
乗る人が気をつけなければいけないこととして、「自分の身は自分で守る」
をしっかり意識しなければならない、というのはあると思います。たとえば今回のニュースで「ロックがかかっていなくても出発できる仕組みだった」というのが何度か流れていますが、それって他の乗り物もそうなのではないか?と思います。車種によりますが、車だってドアが開いてても走るでしょう。シートベルトつけてなくても走る。たとえ警告音がなろうとも走るなら同じです。電車だってドアに何か挟まってても出発しちゃうし。
安全管理でいえば、電車駅のホーム。乗車待ちの人がぼ〜っとしてたら意図せず線路に落ちることもあります。本人が気をつけなきゃ命を落とすこともある。ホームでいえば、ホーム柵をつければある程度は防ぐことができるはずですが義務化されてない。
言い出したらきりがないんですけどね。横断歩道も人が歩いてる時だけ柵がでるようにしろとか(笑)これは極端ですが、やれることをなぜやらないんだという話からいえば検討する余地がある話です。
だからまずは自己防衛は絶対必要。それは意識するべきと思います。
ですが、やはり事故を起こした会社の責任は重いでしょう。お客様からお金をいただいて運行しているのですから、いまある仕組みの中で最大限安全に楽しんでもらう配慮をしなければ。それができていたのか。仮に現場で現実的に手でロックの確認ができていなかったとしても、マニュアルにすらそれが記載されていないということが驚きです。そもそもその必要はないと考えていたということ。ここに安全に対する意識の低さが現れていると思います。
運行する側はお客様をのせているという意識をもって。これをアルバイトスタッフまで徹底させなければいけません。
お金をいただいて運行する乗り物で、免許がないものって、遊園地の遊具ぐらいじゃないですか?そもそもスリルを味わうものですから危険で当然。危険なのに免許がない。ここにも問題がある気がします。せめて社内の制度ででもしっかりとした研修→テスト→免許発行ということがされてしかるべきではないかと。法律が整備されておらず、義務がないからですよね。。でもこれ、真剣に検討した方がいいんじゃないでしょうか。
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遊園地の事故ってなんとなくではありますが、アメリカで、海外で発生するもの…という意識がどこかにあったような気がします。いままでなかったのになぜ…?という気もしますが、たぶん表沙汰になっていないものもあったんだろうという気がします。
今回のニュースを受け、全国の遊園地運営会社には安全総点検をしてもらいたいですし、楽しむ側も自己防衛の意識が必要だと、世の中100%の安全はないと思って行動すること、それが大事だと強く感じました。
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