意味
★ない訳ではない
★無いということもない
★必ずしも無いとは限らない
★在り得ない話ではない
★もしかするとそうなるかも知れない
★「ある」という可能性が捨て切れない
★少しはある
★少ないけれども確実にある
「なきにしもあらず」の場合は「ある」可能性に重きがおかれている
どちらも同じぐらいに扱っている「あるとも無いとも言えない」とは意味が違う
「否定の意味を持つ語」を二度使用する「二重否定」の表現、結果肯定に(−×−は+)
品詞分解すると・・・
なき→形容詞・ク活用「なし」の連体形
に→断定の助動詞「なり」の連用形
し→強意の副助詞
も→強意の係助詞
あら→ラ変動詞「あり」の未然形
ず→打消の助動詞「ず」の終止形
わかっているようでわかっていないかもしれないので、「どのように」使われているのか調べてみました。間違いがあれば教えてくださいね。
ちなみにぼくは言葉を専門に研究しているわけではないので(笑)「正式な」というよりはむしろ「今はこうやって使われている」というレベルで参考に。。
※「しも」で一語とししも「強意助詞」として扱う説もあるそうです
※副助詞(ふくじょし)
副助詞とは - コトバンク
助詞の一。種々の語に付き、それらの語にある意味を添えて、副詞のように下の用言や活用連語を修飾・限定する類の助詞。現代語では「さえ」「まで」「ばかり」「だけ」「ほど」「くらい(ぐらい)」「など」「やら」など、古語では「だに」「すら」「さへ」「のみ」「ばかり」「など」「まで」など。
※係助詞(かかりじょし)
係助詞とは - コトバンク
助詞の分類の一。文中にあって、述語と関係し合っている語に付属して、その陳述に影響を及ぼし、また、文末について、文の成立を助ける働きをする助詞。口語には、「は」「も」「こそ」「さえ」「しか」「しも」「でも」などがあり、文語には、「は」「も」「ぞ」「なむ」「や」「か」「こそ」がある。かかりことば。けいじょし。→係り結び
この「なきにしもあらず」も「慣用句(かんようく)」なんでしょうかね??
そもそもどういうものを慣用句と言って良いのか、定義がよくわかっていないわけですが。
Follow @iPhoone3G