映画やドラマのジャンルに
「サスペンス」「ミステリー」というのがありますが
この2つってどう違うか説明できますか??
なんとなくはわかるような気がするものの
でも、受ける印象は近いような・・
では、このミステリーとサスペンスの明確な違いって何なのか??
調べてみました。
実はこの記事を書こうと思ったきっかけになった記事があります。
それがこちらです。
まず、巧舟氏は『逆転裁判』シリーズの一貫したテーマとなっている、“本格ミステリ”について説明。巧氏によると、ミステリー=謎には、サスペンスと本格ミステリの2種類が存在するのだという。このふたつには明確な違いがあり、サスペンスは、謎に対する興味が推進力となって読者をひっぱる物語のこと。一方、本格ミステリは、謎が論理的に解明される過程が主眼となる物語のことを指し、『逆転裁判』や『大逆転裁判』はこちらに該当する。
巧舟氏が『逆転裁判』と『大逆転裁判』のシナリオやトリックの作りかたを解説【GCC’18】 - ファミ通.com
これは、大人気ゲームの「逆転裁判」のシナリオやトリックの作り方を解説した記事なのですが
ここで、
本格ミステリーとサスペンスの違いが説明されていました。
名探偵コナン 漆黒の特急(ミステリートレイン) (少年サンデーコミックススペシャル)
- 作者: トムス・エンタテインメント,青山剛昌
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2018/02/16
- メディア: コミック
- この商品を含むブログを見る
「ミステリー」とだけ言う場合は、それは「謎」を指し
謎に対する接し方でそのミステリーは2つに分かれるとのこと。
それが「本格ミステリー」と「サスペンス」です。
で、この2つの違いはというと、、
本格ミステリー
謎が論理的に解明される過程が主眼となる物語
誰が犯人なのかという謎解きをみている側、読む側も楽しむ作品。
サスペンス
謎に対する興味が推進力となって読者をひっぱる物語
物語の展開が恐怖感や不安感を与えるような作品、緊張感を楽しむ
犯罪系なら犯人がわかっていることが多い
なるほど、これってけっこうわかりやすい説明な気がします。
名探偵コナン 恋はスリル、ショック、サスペンス ORIGINAL COVER
- アーティスト: NIYARI計画
- 出版社/メーカー: NIYARI計画
- 発売日: 2015/03/11
- メディア: MP3 ダウンロード
- この商品を含むブログを見る
ちなみに、本格ミステリーとサスペンスの代表作を挙げるとすると
本格ミステリー
名探偵が活躍する作品。金田一耕助シリーズ、シャーロック・ホームズ、「名探偵コナン」「金田一少年の事件簿」とか。
サスペンス
「火曜サスペンス劇場」「古畑任三郎」など。
- アーティスト: TVサントラ,本間勇輔,丸山和範,村田陽一
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 1996/02/07
- メディア: CD
- クリック: 39回
- この商品を含むブログ (22件) を見る
ただ、コナン等でも、最初から犯人がわかっていて
「どうやって探偵が犯人の証拠をつかむか?(いろんな危険にさらされながら)」
という形の物語になっていて、サスペンスの話になっている場合もあるかと思います。
ちなみに、ハラハラドキドキ要素が入っていれば「サスペンス」ということになるので
SFや歴史もの、冒険もの、ホラーもの等もサスペンスであることもあるということになります。
ミステリーは犯罪が起こり、その犯人を当てる等の謎解きが行われる物語で
もしハラハラ・ドキドキ要素がなければ、そのミステリーはサスペンスとはいえないかもしれません。
が!しかし(笑)
ミステリーで、ハラハラドキドキ要素がないものは皆無ではないかなと思います(笑)
ということで、やっぱり、明確な線引が難しい、ミステリーとサスペンスですね(笑)
とりあえず、「犯人がわかっている」ものは
あんまりミステリーとはいえない?と思ってみてみましょう。
(そうとも言えないんですけどね・・犯人がわかっても、そのトリックがわかっていなければ、その謎解きを探偵がやるわけで、それはやっぱりミステリーな気がしますし・・(笑))