この記事には重大なネタバレを含んでいます。先のストーリーを知りたくない方は、すぐに読むのをやめてくださいね
一部、予想も含みます。その前提でお読みください。
NHK連続テレビ小説（朝ドラ）「半分、青い。」は、脚本家・北川悦吏子さんのツイッター発言などからちょっとした炎上が起こり、批判もされたりしていますが、視聴率は高く推移していて、注目度は高いドラマだと思います。
北川悦吏子さんは
スライス・オブ・ライフ
と言われているのですが
あのですね。「半分、青い。」は急展開、ではなく、スライスオブライフなのですよ。普通、映画や舞台など、二時間程度の枠でよくやられるこの手法。これを、１５６回かけてやってみようとしたわけです、私。
— 北川悦吏子 (@halu1224) August 5, 2018
スライス・オブ・ライフ＝人生の一コマ
人生の一コマ一コマを積み重ねるような物語、ということですかね。ぼくはあらゆる事件が次々起こる韓流ドラマのようだ・・なんて思っていますが、いかがでしょうか。
半分、青い。の最終回は、こちらで読めます！
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「半分青い」最終回 あらすじネタバレストーリー結末予想、半分葵 - ひなぴし
鈴愛は結婚して子供ができたと思ったら、旦那から仕事のためと離婚を言い渡され実家に帰り、実家では「働かざるもの食うべからず」と言われ、仕事を探して・・そうしていくうちに新たな目標をみつけていく
という怒涛の展開(^_^;)いろんな人と鈴愛が次々出会うので、出演者の人も次々新しい方が出てきて・・たしかに「展開が飛びすぎ」感は多少はあるかもしれませんが、その登場人物それぞれに人生があるんだなと感じられます。
さて、実は鈴愛を支えてきた登場人物の中で、最終盤で亡くなってしまう人がいます。それは仙吉（中村雅俊）のように高齢で亡くなるわけではありません。若い人です。
それは誰か・・
ヒント。
亡くなる場所・・
東北
亡くなる年・・
2011年
東北でわかりますかね・・・
答えはユーコです。
え！？まさか・・と思うと思いますが、そのまさか、なんです。ユーコが亡くなってしまいます。
その理由は、2011年3月11日14時46分に発生した東日本大震災です。
その地震・・おそらく、そのあとに起こった津波でユーコは亡くなってしまいます。
❉ちなみに、この情報はすでに完結までが書かれている「半分、青い。」ノベライズ本の情報を元にしています。テレビドラマ版は内容が変更になる場合もありますのでご注意を。テレビドラマ版は必ずご視聴ください。また、色々知りたい方はノベライズ本も買って読んでみてください。ユーコの死はかなり衝撃的なので、そのまま放送されるかは…
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ユーコはこのあと、看護学校に通って頑張り、看護士になります。
なぜ看護士になるの？？？とちょっとぼくも疑問に思ったのですが、そういえば、ユーコはもともと看護師さんになりたかったと言っていました。
（2018年6月19日放送 第68話）
でも、親には言えなかった、言えば看護師ではなく医者になれと言われる、と。
ユーコの夢の1つだったんですよねきっと。子供が中学生になって自分の手を離れたところで、漫画を捨てたユーコが新たな夢に向かってあるき始めた、ということだと思います。
学校に通っている段階でもつまづき、途中で鈴愛に弱音を吐きながらも、鈴愛に励まされその後病院で働き始める。
その病院は海がみえる病院で・・という伏線もあります。
病院で働き始めたユーコは、患者さんから頼られることでやりがいを感じる一方、生と死の間にある病院ではその患者の痛みや死を抱えていくことに苦悩を感じているようだった。
そのときにまた鈴愛と再会し、お互いに友情を確かめあって・・
やっぱりユーコと鈴愛は一方的ではなく、お互いに支え合う仲なんですよね。弱っているときに本音で語り合えて、言い合える仲。
しかし住んでいるところは別々で。
2011年当時、鈴愛は東京、ユーコは東北にいました。震災の日は鈴愛にとっては大事な、律と開発した「そよ風扇風機」の発表プレゼンパーティーの日。プレゼン自体は成功したものの、地震のあとからユーコと連絡がとれないで心配し続ける鈴愛。
ユーコは震災から1週間経っても行方不明のまま。夫であるヨウジから秋風が来てくれたこと、ユーコが好きだった漫画の続編を描くことなどを聞き、「好きな漫画を秋風羽織に描かせて、ユーコが帰ってこないなんてありえません！だから鈴愛さんは安心してお仕事してください」と言われ、鈴愛は仕事に集中しようとするが・・
しばらくして、ボクテから「ユーコがみつかった」という連絡が・・
「ダメだった・・」
ユーコの家に鈴愛が行くのは葬儀が終わったあとだった。
ユーコの夫であるヨウジとユーコの話をする鈴愛。
ユーコは仕事で病院へいき、そこで津波に巻き込まれたという。ユーコは同僚看護師から逃げようと言われたようだが、動けない患者を置いて自分だけ逃げられない、とそこに残ったという。
帰り際に鈴愛は、ユーコが死の間際に録音して残したというメッセージを聞かせてもらう。
これ、おそらく炎上しそうな気がしています。。「震災をこんなふうに使うな」とか。でも、2011年が舞台になるようなドラマであれば、震災が描かれるのは当然ですし、ユーコのように実際、東京から東北へいって仕事を一生懸命やっていたことによって東日本大震災で命を落としてしまった、という人も実際にいると思います。そんな人が楡野鈴愛という人のちかくにいてもおかしくはありません。
これが「不謹慎」というのなら、今後この地震のことは誰も描けなくなるのではないでしょうか。
「安易に感動シーンを作ろうとして」というような言い方をする人もいるかもしれませんが、むしろ批判されるかもしれないとわかっていながら、こういうシーンを入れていくことに挑戦する、脚本家やドラマ製作者に敬意を評したいなと思います。「不謹慎厨」こそ黙ってほしいですね。
先のストーリー物語あらすじのネタバレでしたが、もしかしたら多少変わってしまうこともあるかもしれないです😓
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