長くブログを運営していると・・Googleさんからこういう内容のメールを受け取ることがあります。
お客様
本日は Google サイト運営者様向けポリシー レポートをお送りいたします。お客様のウェブサイトの特定のページで見つかったポリシー違反に関連する最近のアクティビティをご確認ください。違反措置の適用状況は随時変更される可能性があります。現在適用されている違反については、AdSense ポリシーセンターの [ページ単位の違反措置] をご覧ください。
サイト全体またはアカウントのレベルで発生した違反については、このレポートに含まれませんのでご了承ください。サイトやアカウントのレベルで違反があった場合は、別途メールでお知らせすることがあります。ページ単位であれサイト単位であれ、ポリシー違反がなかった部分については広告掲載が続行されます。
過去 24 時間の情報:
新たな違反が検出されました。AdSense プログラム ポリシーへの違反が見つかったページでは、広告掲載が制限または停止されています。この問題を解決するには、違反しているコンテンツを削除して、審査をリクエストしていただくか、違反しているページから広告コードを削除する必要があります。
ポリシー施行の詳細については、AdSense ヘルプセンターでご確認いただけます。プログラム ポリシーについて詳しくは、AdSense プログラム ポリシーをご覧ください。
何卒よろしくお願い申し上げます。
Google サイト運営者向けポリシー
Googleから「ポリシー違反」ですよ、という通告されたメールです。おそらく何段階かあって、上のメールの内容の場合は「ページ単位」ということで、該当するページだけポリシー違反とされ広告配信が停止されている状態です。
「サイト全体がポリシー違反」とされた場合には・・大幅な修正をする必要がありますので、今回のこの記事で紹介する話とはまた別の話ですが・・ここで紹介するのは「ページ単位でポリシー違反」とされた場合の対処方法です。
Googleが示してくれるポリシー違反への対処方法
対処方法として、Googleが書いてくれているのはこれです。
オプション 1
ページがポリシーに準拠していることを確認したうえで審査をリクエストし、広告配信を再開する違反内容を修正してください
広告コードを残す
審査をリクエストする
通常、審査には 1 週間かかりますが、それより長くかかる場合もあります。オプション 2
広告配信リクエストを停止する自動広告: 新しい URL グループを作成し、広告配信を停止するページを選択または追加します。広告フォーマットは何も指定しないでください。その後 7~10 日以内に、選択したページがポリシー センターに表示されなくなります。審査はリクエストしないでください。
広告ユニット: このページから Google の広告コードをすべて削除したうえで、Google の対応をお待ちください。その後 7~10 日以内に、選択したページがポリシー センターに表示されなくなります。審査はリクエストしないでください。
「オプション1」は、違反してない状態に修正して再リクエストする(そのページでの広告配信は継続前提)
「オプション2」は、広告配信をやめてもらう(そのページではAdSense広告を出さない)
というものです。
がんばりたい、という人は「オプション1」を試しても良いですが、けっこう大幅に修正しなければならず、そもそもその修正をすると内容自体の意味がわからなくなることもあろうかと思います。
なので、ここはあきらめて、そのページでは広告を配信しないように設定した方が簡単です。次回以降は、Googleのポリシー違反になるような記事は書かないように注意しましょう(笑)
下で紹介する方法で、ポリシー違反とされているページでの広告表示をしないように設定できたら、再度リクエストをしてみましょう。(リクエストしなくてよい、と書かれているようですが、一応リクエストしてみてます)
すると、「ポリシー違反」ではなくなりますよ。
え?これがなんでポリシー違反なの??という指摘を受けることもありますが、Googleさんに反抗してもあまり良いことはありません(笑)言われたら、言われたとおり、修正を即座にした方が良いと思われます。
ブログで該当記事だけAdSense広告を出さないことは単純にはできない
ただ、はてなブログで特定の記事からだけ、広告を消すことってできないですよね。
もともと、1記事1記事に手動でAdSenseのタグを入れている人ならそれを消せばOKかもしれませんが、そんな人はほとんどいないと思います。
設定にある「デザイン」のカスタマイズで「ヘッダ」や「サイドバー」「フッタ」「記事上」「記事下」にAdSenseタグを入れていると思います。
ここでAdSenseタグを入れたら、全てページに同じようにGoogle AdSense広告が表示されます。
もしGoogleのポリシー違反に対応しようとして、ここからAdSenseのタグを消してしまうと、その違反対象になっているページだけでなくすべてのページからAdSense広告が消えてしまいます。。それだと困りますよね。
では、どうすれば良いかというと、「デザイン」のカスタマイズで入れているAdSenseのタグはそのままで「特定のページだけ広告を非表示にする」方法を実行することになります。
その方法は、「特定のカテゴリが設定されている記事だけAdSense広告が表示されない」状態にする、というものです。
あるカテゴリをつけた記事だけAdSense広告を表示させない、という方法があります。
はてなブログ特定の記事だけ広告を非表示にする方法
はてなブログには賢い人々がたくさんいて、その方法を教えてくれています。その方法を使わせてもらいましょう!
こちらの記事を参考にさせていただいています。もしこの記事で紹介していることがわかりにくければ、こちらの元記事で確認してみましょう。
AdSenseコードを残したまま特定のページで広告を非表示にするJavaScriptプラグイン「AdSense Filter」を自作した - はぴらき合理化幻想
指定タグを付けたページにAdsense広告が表示しないスクリプトを書いてみた - ゆとりずむ
1.「広告不要」というカテゴリを設定する
広告を表示させたくない特定の記事に「広告不要」というカテゴリを設定しましょう。このあと、「広告不要」というカテゴリがついた記事だけ、GoogleAdSense広告が表示されないように設定をしていきます。別に違う名前のカテゴリにしてもOKですが、その場合は下で紹介するjavaScriptの一部を書き換える必要があります。よくわからない人はそのまま「広告不要」にしておきましょう。
ちなみに、複数のカテゴリを設定して、そのうち1つを「広告不要」に設定するだけでも、大丈夫です。
2.AdSense広告を一部変更
AdSense広告はこういうタグになっていると思います。
「*」の部分は人それぞれ違うと思います。
ここにある
<!-- 広告名 -->
というタグに注目してください。
【元の状態】
<script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script>
<!-- 広告名 -->
<ins class="adsbygoogle"
style="display:block"
data-ad-client="ca-pub-********************"
data-ad-slot="**********"
data-ad-format="link"
data-full-width-responsive="true"></ins>
<script>
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || ).push({});
</script>
この
<!-- 広告名 -->
を最下部に移動します。
【変えたあと】
<script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script>
<ins class="adsbygoogle"
style="display:block"
data-ad-client="ca-pub-********************"
data-ad-slot="**********"
data-ad-format="link"
data-full-width-responsive="true"></ins>
<script>
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || ).push({});
</script>
<!-- 広告名 -->
ブログ内に設置しているすべてのGoogleAdSenseタグを、このように変更してください。
AdSenseタグを3つ入れてる人なら、3つとも、4つ入れてる人なら4つとも変更が必要です。
3.特定のコードを一番上のAdSenseタグの上に貼り付ける
1つ大事なことは、一番上にあるGoogle AdSense広告のタグの上にこれを貼ることです。
「ヘッダ」にAdSenseタグを貼っている人なら、そのタグの上に貼りましょう。一番上にあるAdSenseタグの上だけに貼ればOKです。
「一番上」とは、ブログがブラウザに読み込まれるときに「一番先に読み込まれる」という意味です。基本的には見た目で一番上にあるものから・・になるかと思われます。ただ、サイドバーとかだと、記事部分の下まで読み込んだ次に読み込まれたりするので、ほとんどの方は「ヘッダ」か「記事上」かと思われます。
PC(カスタマイズ)とスマートフォンで貼り付けるコードが違いますので、ご注意を。デザイン設定画面での貼る位置の話です。レスポンシブにしている人はPCだけを貼れば良いと思われます。
【追加するタグ PC(カスタマイズ)の場合】
<script>
/*
* AdSense Filter v1.0.0
* Date: 2014-12-10
* Copyright (c) 2014 http://hapilaki.hateblo.jp/
* Released under the MIT license:
* http://opensource.org/licenses/mit-license.php
*/
noAdsTag="広告不要"; //広告を設置しないタグを指定
var pageTags=document.getElementsByTagName("meta");
function adsFilter(){
for(var i=0;i<pageTags.length;i++){
if( ("article:tag"==pageTags[i].getAttribute("property")) && (noAdsTag == pageTags[i].getAttribute("content") ) ){
document.write('<!--');
break;
}
}
}
adsFilter();
</script>
【追加するタグ スマートフォンの場合】
<script>
/*
* AdSense Filter v1.0.0
* Date: 2014-12-10
* Copyright (c) 2014 http://hapilaki.hateblo.jp/
* Released under the MIT license:
* http://opensource.org/licenses/mit-license.php
*/
noAdsTag="広告不要"; //広告を設置しないタグを指定
var pageTag=document.getElementById("body");
function adsFilter(){
if(pageTag.getAttribute("class").indexOf("category-"+noAdsTag)!=-1){
document.write('<!--');
}
}
adsFilter();
</script>
「広告不要」の部分が上で設定したカテゴリ名と同じでないといけません。また、PC(カスタマイズ)・スマートフォン両方設定するときは必ず同じ文字にしてください。よくわからない人は「広告不要」のままにしておきましょう。
例ですが、このタグを一番上のAdSenseタグの上に貼ると・・
一番上のAdSenseタグは、こんなふうになるはずです。
【PC(カスタマイズ)の場合】
<script>
/*
* AdSense Filter v1.0.0
* Date: 2014-12-10
* Copyright (c) 2014 http://hapilaki.hateblo.jp/
* Released under the MIT license:
* http://opensource.org/licenses/mit-license.php
*/
noAdsTag="広告不要"; //広告を設置しないタグを指定
var pageTags=document.getElementsByTagName("meta");
function adsFilter(){
for(var i=0;i<pageTags.length;i++){
if( ("article:tag"==pageTags[i].getAttribute("property")) && (noAdsTag == pageTags[i].getAttribute("content") ) ){
document.write('<!--');
break;
}
}
}
adsFilter();
</script>
<script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script>
<ins class="adsbygoogle"
style="display:block"
data-ad-client="ca-pub-********************"
data-ad-slot="**********"
data-ad-format="link"
data-full-width-responsive="true"></ins>
<script>
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || ).push({});
</script>
<!-- 広告名 -->
【スマートフォンの場合】
<script>
/*
* AdSense Filter v1.0.0
* Date: 2014-12-10
* Copyright (c) 2014 http://hapilaki.hateblo.jp/
* Released under the MIT license:
* http://opensource.org/licenses/mit-license.php
*/
noAdsTag="広告不要"; //広告を設置しないタグを指定
var pageTag=document.getElementById("body");
function adsFilter(){
if(pageTag.getAttribute("class").indexOf("category-"+noAdsTag)!=-1){
document.write('<!--');
}
}
adsFilter();
</script>
<script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script>
<ins class="adsbygoogle"
style="display:block"
data-ad-client="ca-pub-********************"
data-ad-slot="**********"
data-ad-format="link"
data-full-width-responsive="true"></ins>
<script>
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || ).push({});
</script>
<!-- 広告名 -->
4.特定のコードを2番目以降のAdSenseタグの上に貼る
ブログの見栄え上、上から2つ目以降のAdSenseのタグにもちょっとした変更が必要です。
ただ、2つ目以降の修正は簡単です。
以下のコードをAdSenseタグの上に貼りましょう。
<script>adsFilter();</script>
これだけでOK。
これを下の例のように貼ってください。
<script>adsFilter();</script>
<script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script>
<ins class="adsbygoogle"
style="display:block"
data-ad-client="ca-pub-********************"
data-ad-slot="**********"
data-ad-format="link"
data-full-width-responsive="true"></ins>
<script>
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
</script>
<!-- 広告名 -->
ちなみに、「2つ目以降」なので、3つ貼っている人は3つ目にも、4つ貼っている人は4つ目にも同じタグを貼ってください。
これは、PC(カスタマイズ)もスマートフォンも同じです。
これらが正しく設定できれば・・「広告不要」というカテゴリを設定した記事には、AdSense広告が表示されなくなっているはずです。
違反になっているページにAdSense広告が表示されていなければ、「GoogleAdSenseポリシー違反」にはなりません!(サイト全体が違反とされている場合はまた違いますが・・)
特定の記事だけ広告を非表示にする方法、注意点
AdSenseのコードを一部修正しているのですが、現状は規約違反ではなさそうとのこと。ただ、いずれこれが規約違反になる可能性はあります・・
また、javaScriptのコードを入れる修正なので、もしかしたら意図しない不具合が発生する可能性もあり、それには責任が持てません。あくまで自己責任でお願いします。
GoogleAdSenseのポリシーだと、お酒のことや下ネタ系は書いてはいけないことになっています。もしそういうことを書くときは、最初から「広告不要」にしておいた方がいいと思われます!
❉2020.1.19 追記
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