関西人はお好み焼きにこだわりがある
というようなイメージがみなさんにあるようで、「関西出身です」みたいなことを言っていると、お好み焼きの話題になるときに必ずこのようなことを振られます。
でも、ぼくは全くこだわりないですし、正直家ではあんまりお好み焼き食べてません・・なぜなら、家で食べるお好み焼きがあまり好きではないから。
今から考えると、ちゃんと考えてお好み焼きを作ってないから、美味しく作れてないだけなんですよね(笑)
もう少しよく考えながら作ろうと、今は少し反省しています。
ここのところ、お好み焼き・もんじゃ焼きのお店に立て続けに食べにいって
あらためてお好み焼き・もんじゃ焼きの美味しさに気づいてしましました・・(笑)
やっぱり関西人なので、粉モン好き(小麦粉で作られている、お好み焼きやたこ焼きなどのことをこう呼ぶ)の血が流れているんでしょうね・・(^_^;)
これまであまり、お店に食べにいくことに慣れておらず、「自分で作るタイプ」のお店の場合、注文した商品が出てきたときにどう行動したら良いか?に迷うことが結構ありました。
「こうした方がもっと美味しい」というようなこだわりや、「これが正しい」のような堅苦しいことは抜きにして、とにかく簡単に、こうすれば良い、ということだけを書いてみたいと思います。
これで食べて、十分美味しいですよ。
まあ正直、粉モンに味の差はたいしてないと思うんですよね。(こんなこと言ったらお店に怒られそうですが)
できたてアツアツを食べることこそが美味しさの秘訣だと思います。
失敗せずに、できたてアツアツが食べられる
ということだけに特化した、初心者向けの簡単な作り方をご説明します。
お店でのお好み焼きの簡単な焼き方
自分で作るタイプのお店でお好み焼きを注文すると、こんな感じで運ばれてくると思います。
この時に1つ迷うのが「肉」の扱い。
これは人によってやり方がいろいろあって、
1.肉だけ先に焼く
2.他の具材と混ぜて焼く
関西では?(うちだけ?)肉は先に焼いてました。
油を敷いた鉄板にまずは肉を置いて焼き、そのあと他の具材を上からのせる
という方法です。
でも関東では「2」の方法が多いとか。
簡単なのは「2」だと思うので、初心者さんは「2」でやったらいいんじゃないでしょうか。
まず、鉄板に油を敷きましょう。油を忘れるとくっつく可能性があります。油は思っているより多めに敷いた方が良いと思います。あまりに多すぎた場合は、鉄板の隅から下に落として調整しましょう。
油をのばすための刷毛(ハケ)がおいてある店もあります。ハケがない場合はてこ(こて?)と呼ばれる、ひっくり返すための道具を使って油をのばしましょう。
↑これのことです。「こて」
上の写真のような器が運ばれてきたら、一緒に届いているスプーン等で具材をしっかりまぜます。
卵もどの具材もしっかり混ぜてください。中に小麦粉と水も入っていて、これもまんべんなく行き渡るように。
しっかり混ざったら、油を敷いて熱くなった鉄板に具材をのせます。
丸い形にのせます。
あんまり広げすぎず、厚みのあるようにしておくほうがおすすめです。
広げ過ぎたら、ひっくり返すのが難しくなるし、食べごたえがないからです。
しばらく焼いたらちょっと固まってきたか確認して、できそうならひっくり返します。
そして数回ひっくり返して、ちゃんと火が通ったら出来上がりです。
簡単ですよね(笑)
中に火が通ったか心配な場合は、箸をさしてみてくっついてこないか確認すれば良いと思いますが、まあ、しっかり焼いた方が安心だと思います。
焦げすぎない程度に。
あとは好きなようにやれば良いですが、一般的には
★ソース塗る(ハケがおいてあることが多い。焼きそば用のウスターソースとお好みソースは分けておいてあることが多いので注意)
★マヨネーズをかける(いっぱいかけた方がおいしい。線上にかけるときれい)
★青のり、かつおぶし
上の写真は子供がやったのであまりきれいではないですが(笑)
子連れなら一緒にやると楽しめますのでおすすめです。
あとは好きなように切って、食べて下さい。
お好み焼きだと、縦横に切って4等分にするっていうのが多いですかね。
お店でのもんじゃ焼きの簡単な焼き方
もんじゃも運ばれてくるときはお好み焼きと同じく、全てのものが1つの器に入って運ばれてくると思います。
すみません、写真がないのですが・・上のお好み焼きの写真と同様です。
ただ違うのは、もんじゃの方が「中に白い水っぽいものが多い」ということです。
ではどうやって焼いていくかというと・・
まず、鉄板に油を敷きましょう。油を忘れるとくっつく可能性があります。油は思っているより多めに敷いた方が良いと思います。あまりに多すぎた場合は、鉄板の隅から下に落として調整しましょう。
油をのばすための刷毛(ハケ)がおいてある店もあります。ハケがない場合はてこ(こて?)と呼ばれる、ひっくり返すための道具を使って油をのばしましょう。
↑これのことです。「こて」
油が敷けて鉄板があったまったら、
器に入ったもんじゃの素の中から、具材だけを鉄板にのせます。
具材だけです。中に入っている白っぽい水(小麦粉入った水)は鉄板にのせないでください。キャベツ等の具材だけをうまく鉄板にのせます。
載せたらじゅ〜っとキャベツたちが焼けていくと思いますが、のせたと同時に両手に「てこ」(上の写真参照)を持ち、具材を「切りながら」混ぜます。
鉄板の上でてこを垂直に立てて、トントンと上からたたくようにキャベツ等の具材を細かく切っていきます。どこまで細かくするかは好みですが、ある程度は細かくした方が食べやすいと思います。
鉄板でトントン切っていくとだんだん炒められてキャベツがしなっとしてきます。
そしたら次は「土手をつくる」に入ります。
「土手をつくる」というのは、具材をドーナツ状に並べることです。なぜ土手というのか正確には知りませんが、このあと、そのドーナツの中に白い水を入れるため、それが流れ出さないように作られるから「土手」なんじゃないか?と思います。
この土手ですが、あんまり小さく作らず、けっこう広めに作りましょう。
一般的なお好み焼きサイズの倍ぐらいの広さで良いと思います。
隙間があると水が流れ出すので、隙間はつくらないように。
土手が完成したら、その中に、器から水を流し入れます。やさしく入れてください。
で、もしチーズやコーンなど、後入れのトッピングがある場合は、この時に中央に入れましょう。
もんじゃ焼きって食べごろがわからないんですよね(^_^;)
関西人はこのドロドロ感が嫌いって人が多いみたいですが、ぼくはとにかくもんじゃの味が好きなので関西人ですがお好み焼きよりもんじゃ派です。
真ん中に水を入れてから・・あれ?どうしたら??となるのですが、
水に火が通ってくると、ちょっとずつ茶色くなってきます。
全体が茶色い感じになってきたら端の方をちょっとめくってみて、少し焦げがあったり固まっていたら頃合いです。
そこから全てをぐちゃっと混ぜます。
ドーナツ型を壊して、中央の水も具材もまとめて全部を混ぜます。
そしたら全部がドロっとした感じになりますが、その状態で最終仕上げの焼きを行って下さい。
少し時間が経ったら食べてみて、キャベツ等が固くなければ大丈夫かと思います!
いや〜〜〜また食べたくなってきたな〜〜〜
こだわる人からしたら「ここは違う!」という点がいろいろありそうですが、正直、好きなように焼けばいいと思うんですよ。失敗しないようにだけ気をつけて。
お好み焼き・もんじゃは子連れにオススメの外食です
鉄板を使用しているので「危ない」というのはあると思います。その点は注意した上での話になりますが。
お好み焼き・もんじゃは子連れ家族におすすめです。
1.楽しい
2.栄養ある
3.安い
お好み焼き・もんじゃは楽しい
作りながら食べるって、楽しいんですよね。子供は家で、自分で食べるものを作る機会はなかなかないので、作るだけでも楽しいです。少し遊びの要素もあるので、お出かけに最適だと思います。
家でもやればいいんでしょうが、なかなか・・という場合は、外食でお好み焼き・もんじゃ焼の店に行ってみましょう!
お好み焼き・もんじゃは栄養がある
あれもこれも食べて、あらゆる栄養が取れる!ではなく、お好み焼きやもんじゃだけを食べてもある程度バランスがとれた栄養になるんですよね。
実は、お好み焼きには「ヘルシーバランス・ワンプレート」という特徴があります。
ワンプレートといえば、イメージされるのは、ご飯やおかず、サラダなどをお皿1枚に盛るスタイル。洗い物の少なさや食べすぎ防止などいいところがたくさんあります。
そしてお好み焼きも、野菜や卵、肉、小麦粉などを使い、1枚に「主食・主菜・副菜」を集約したようなワンプレートといえるのです。
https://www.otafuku.co.jp/okonomiyaki/healthy/nutrition/
塩分など注意しなければいけないところもあるので、お好み焼き・もんじゃばっかり食べるのは不可だと思いますが、身体に良い食べ物ではあると思います。
また、実は、とくにもんじゃはカロリーが低めだそうで・・粉モンのイメージとちょっと違いますけどね。ダイエットにもいいかもしれません。
作りながら食べることで、満腹感も得られます
お好み焼き・もんじゃは安い
これがとても大きいです。
子連れで外食となると、子供には子供専用メニューを・・となったりして予想外にお金がかかったりしますが
もんじゃ、お好み焼きなら、みんなで同じもの頼んで分けよう!といえばそんなことをしなくて済みます。
注文の仕方のポイントとして、「あまり具材がいろいろはいったものを頼まない」だと僕は思っています。
どこのお好み焼き屋さんも、一番プレーンな「豚玉」等はかなり安価に提供されていることが多いです。
それに海鮮を入れたり、いろいろ別のものを足そうとすると、150円、200円、300円と豚玉より高くなります。
これが実はけっこう無駄で(笑)いろいろはいってたら美味しそうに思うのですが、実は味はたいして変わらないんですよ(笑)
たいていのお店はこの「追加」部分で儲けているように感じますので、これを頼むのが最ももったいないです。なので、できるだけプレーンなものを頼みましょう。
もんじゃの場合も一番何も入っていないもの。
追加するとしたらお肉を1種、豚肉だけとか。
あと、どうしても欲しいものは別途トッピングしても良いと思います。
お好み焼きは何もトッピングなしの豚玉で問題ないとぼくは思いますが、もんじゃならチーズは足した方が良さそうです。
もしもんじゃしか食べないならタンパク質を取るために肉的な物入れるようにしましょう。
この前、実際にあったことで
「普通の焼きおにぎり2個 250円」
「味噌チーズ焼きおにぎり2個 350円」
というのがありました。
この味噌チーズ焼きおにぎりは、おにぎりにトッピングとしてチーズと味噌がついてくるのですが、かなりの量のチーズがついてくる。
一方、もんじゃのトッピングとして「チーズ」を選択する場合は「200円」とあって、明らかに無駄・・(笑)
ということで、うちは親1人、子2人で来店して
★お好み焼き豚玉
★もんじゃ コーンだけトッピング
★味噌チーズ焼きおにぎり2個
★子供のドリンクバー2つ(1人は幼児で無料)
を注文して1,530円でした。
楽しくて、美味しくて、安い。
とても良い外食になりました。
「危ないから・・」と敬遠される方もいると思いますが
子供をちゃんと見られる、言ってわかる年齢の子であるなら、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか。