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テレビ朝日系列のドラマ「Unknown」
まず、この動画の結論をお伝えします。
★★★
加賀美は吸血鬼と人間のハーフ
加賀美は最期に自らシを選ぶ
★★★
最後までみるとその理由がよくわかりますので、
ぜひお付き合いください。
ーーー
まず、最終話の次回予告あらすじの一部を確認していきたいと思います。
「なにが本当で、なにが嘘なのかー。
血を吐いたまま緊急搬送された加賀美の目は覚めず、警察で取り調べを受ける梅の証言にもどこか一貫性がない。
未だ隠された“秘密”を解き明かそうと、こころと虎松は加賀美の自宅を訪れ、手がかりを探すことに。そこに、未解決事件捜査班の刑事かつ虎松の元嫁でもある暁凛(MEGUMI)が現れて…!?
そんな中、街には新たな吸血鬼のイラストと日付が記された殺害予告が――。
そして、こころに1本の電話がかかってくる。
「……今から、ころしに行っていい?」」
次回予告の映像も合わせて確認してみると、映像の方では
虎松・こころと一緒に、闇原邸で食事をする加賀美が映っていましたので・・
ここに「今から、ころしにいっていい?」と電話してくるのは加賀美でしょう。
第8話の終わりでは、加賀美は、おそらく梅ばあから渡されたコロッケに入っていたと思われる毒で血を吐いて倒れていましたよね。
それで加賀美は救急搬送されるようです。
おそらく、まだ逮捕はされていないんでしょうね。
加賀美が連続サツジンを告白したところにいたのはこころと虎松の2人だけだったので
その2人が言っていなければ犯人としてまだ逮捕される状況にはないのかもしれません。
こころは「信じたくない」気持ちが強そうだったので
もう一度、ちゃんと加賀美の口から聞くまでは・・と思っている可能性がありそうですよね。
たぶん、加賀美は病院に入院している状態だったところから・・
おそらく医者や看護師の目を盗んで、病院を抜け出すんだろうと思います。
しかし、普通に考えたら、毒を飲んで血を吐いたのに、動いていいのか?いや、動けるのか?と思いますよね・・
そこから考えて、やっぱり加賀美は純粋な人間ではないと思われます。
加賀美は脅威の回復力を持っているんですよね。
エキサイト西田からこころを助けて自分が刺されてしまったときも
加賀美は入院してましたよね。
そのときは、こころの父・海造が加賀美に付きそうような形でずっと加賀美のことを見ていたんですが・・
加賀美は刺されたわりにはすごく早く回復して退院していました。
やっぱりこの描写から単なる人間ではない、この世界で、人間ではないとするならば、吸血鬼の血が入っているということになると思います。
つまり、加賀美は純粋な吸血鬼ではないものの、両親のうちのどちらかが吸血鬼、
吸血鬼と人間の間の子供、ということだろうと思います。
過去の動画でもお話ししていますが、この吸血鬼と人間の混血のことを「ダンピール」と言います。
ダンピールには特殊能力があると言われていて、まずは「吸血鬼をころすことができる」というもの。
そしてもうひとつは、「吸血鬼を探知する能力がある」というものです。
ここから考えると、加賀美が一見人間と区別がつかない吸血鬼たちを判別してころせていたのはダンピールだからだった、ということが考えられそうです。
まあ、加賀美の吸血鬼判別方法は正確にはわからないですが
いつもカメラを持ち歩き、いろんなところで写真を撮っている加賀美は、カメラを使うことで吸血鬼の判別ができる・・ということもあるかもしれないですね。
機種にもよるとは思いますが、カメラにも「鏡」が入っていたりしますよね。
吸血鬼は鏡に映らないという特性があると言われていますし・・そもそも名前も「加賀美」ということで「鏡」と同じですもんね。
あと、ちなみに今みていただいているこのシーン、鏡が額の汗をぬぐっているんですが
これは曽我編集長が海造に十字架を突きつけていたシーンに立ち会った加賀美の様子です。
海造は十字架をつきつけられ、倒れそうになるほど叫んでいたんですが
でも、加賀美もこうして汗をぬぐっていました。
純粋な吸血鬼ではないものの、吸血鬼の血が入っているため、このような反応になったのではないか?と想像します。
で、話は戻りますが、
虎松・こころと加賀美は3人で会うようです。
そのシーンのことが・・「最後の晩餐」と表現されていました。
「最後の晩餐」というのは
「イエス・キリストが十字架にかけられてこの世を去った日の前日に、弟子たちと一緒に摂った最後の食事のこと。」なんですよね。
さらに、もう少し「最後の晩餐」の説明をお話しすると
「この晩餐でキリストは使徒のひとりであったユダの裏切りを告げ、パンを自身の体、ぶどう酒をたくさんの人々のために流す自身の血であると述べ、記念としてそれを食すよう命じたことなども書かれている。」
今このテーブルの上をみてみると、パンや赤ワインが並んでいるようなので
まさにこのイエス・キリストの最後の晩餐と重ね合わされています。
さらにこの場でイエス・キリストは「裏切り者」の話をするんですが・・
虎松・こころ・加賀美の間でされる会話は・・おそらく加賀美の真実ですよね。
これまでこころは自分を支えてくれていると思っていた加賀美が事件を起こしていたことはまさに「裏切り」と感じられることかなと思いますが
でも、単純に、こころを裏切った、という話ではないのかもしれないですね。
ちなみにこの食事会は、こころと虎松の側が準備したようです。
だから、さきほどのキリストの最後の晩餐に当てはめると、こころの方がキリスト・・ということになってしまうんですが
でも、おそらくは・・翌日に命をおとすことになるのは・・加賀美ではないかと思います。
これはメタ考察になりますが・・
もし加賀美が連続サツジンの犯人だとすれば・・
もはや、自らしぬことでしかこの事件を終わらせることはできないと思います。
もし最後の最後まで「自分のやってきたことは正しい」と主張するのであれば、誰かがそれを止めてやらなければなりません。
それだと誰かにころされてしまう可能性もあります。
もし自分の使命だと思ってやってきたことが、実は間違いだったと気づいた場合は、
気づいたときにはもう、取り返しがつかない状況のため
自らシを選ぶ・・ことになりそうです。
そして加賀美の場合は実は自分がやっていることはおかしいんじゃないかと、前から気づいていた可能性もあるんですよね。
なぜなら、こころとはいつも2人だけで行動していたわけで、いつでもころすチャンスがあったわけです。
また、こころが映った写真をみて笑顔になっているところもありました。
これはこころに恋をしていたからなのか・・
でもそれだけじゃなく、こころを見ていて「本当に吸血鬼は悪なんだろうか」と思っていたからではないかと思います。
「まほろば太陽園」でこころを襲ったのは、そんな自分の迷いを振り切ってでも、「自分の使命」と思っていることを全うして、虎松を守らなければならないと自分を奮い立たせてやったことだったんでしょうね。
もし気づいていたのなら・・どこかで立ち止まれなかったのか・・
とは思いますが、そもそも1人目をころしている時点でもう、取り返しはつかなかったんですよね。
なので、加賀美がどうしてこうなってしまったのか、その部分、
動機にどれくらい強いものがあったのかを注目して確認したいなと思います。
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今回はここまでです。
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