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テレビ朝日系列のドラマ「Unknown」
まず、この動画の結論をお伝えします。
★★★
加賀美が読んでいた絵本「ぐりとぐら」
加賀美の兄弟を表す伏線ではない
★★★
最後までみるとその理由がよくわかりますので、
ぜひお付き合いください。
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今回は、unknownの中に何度か登場している絵本「ぐりとぐら」について考えていきたいと思います。
今回の内容も、ぼくが勝手に想像して、こうではないかとお話しする内容になりますので、この動画をみたあとにぜひ「いや、本当はこういう意味だ」とか、「もっとこんな意味があるんじゃないか」というご意見をコメントでいただけると嬉しいです。
まずこのぐりとぐら、どういう絵本なのかちょっと確認しておくと・・
双子の野ネズミ、「ぐり」と「ぐら」が協力してカステラを作る物語で、「友情」とか「協力することの大切さ」「目標を達成したら嬉しいこと」を教えてくれる作品のようです。
もちろん、作られるカステラがすごく美味しそうなので、食べ物を作ることの面白さと、食べることの楽しみを教えてくれる話でもあるんですが
このunknownで取り上げられた意味ではどちらかというと、「協力することの大切さ」の方が大事かなと思いました。
「ぐりとぐら」がunknownの劇中に登場してから盛り上がってきた話としては
「虎松と加賀美・兄弟説」があります。
これはぐりとぐらが、兄弟であることから・・ですね。
加賀美がその絵本を読んでいるのは虎松と兄弟であることを表しているんじゃないか・・というものでした。
ちなみに、ぐりとぐらは「双子」の兄弟ですが、虎松と加賀美は年齢が5歳くらい違っていることは明かされているので、少なくとも双子ではないと思います。
もし双子だとしたら、加賀美と年齢が同じなのは、こころになります。
だから加賀美と双子だとしたら・・こころ、ということになると思いますが
ここまでの描かれ方で、加賀美は吸血鬼ではなさそうですので、
こころと双子ではない。
・・・となると、加賀美が他の誰か登場人物と双子というのは考えにくいので
双子ではないし、そもそも「兄弟」と考えることに無理があるんじゃないか、と考えるようになりました。
虎松と加賀美が兄弟・・というのはやっぱりちょっと無理やり感があるんですよね。
まず・・僕の認識では、虎松と加賀美が兄弟であるという明確な伏線は存在していないように思います。
あえて言うのであれば、さきほどお話しした「ぐりとぐら」の本を加賀美が読んでいたことと、加賀美がどう考えても普通ではないぐらいに虎松のことが好き、という描写ですかね。
考察界隈では、どうしても、「20年前の宗像一家事件」と加賀美を結びつけたいので
加賀美の父親も一条彪牙である、というような話が出てきていたように思うのですが・・
正直、ちゃんと伏線も出てきていないので
最終回で「兄弟でした」と明かされるにはあまりにも唐突な気がしています。
虎松と兄弟だったとして、それを隠している理由は・・何なんでしょうか。
一部では梅ばあと加賀美が祖母・孫の関係であるという話も出ているので
そうなってくると、少し遠いかもしれないですが、梅ばあと虎松も関係あるかもしれなくなり・・かなりややこしい。
そして、加賀美はなぜ虎松に「兄弟だ」と言わないのか?
もしかしたら「自分は『ころし』をやっているような人間だから」という可能性もありそうですが・・
ちょっと、加賀美側から虎松に対して「親愛」の感情は感じるものの、「兄弟か?」と思えるような話が何もない、というところが気になりますね。
ちなみに、同じく、証拠が少ないのに断定的に話してしまっていた「加賀美が吸血鬼と人間のハーフ説」については
以前の動画でお話ししているんですが、加賀美に関わって「2倍」や「半分」を示唆するような表現が繰返し出てきていること
そして、加賀美が吸血鬼を恨むことになった動機と深く関わっていそうなので・・
「虎松との兄弟説」と同じような話ですが、「加賀美が吸血鬼と人間のハーフ説」は可能性が高いと思っています。
実は「加賀美が吸血鬼と人間のハーフ説」の可能性が高いと思う一番の理由は
虎松とこころが結婚し、子供が産まれたら、まさしく「ハーフになる」ということがあるんですよね。
虎松とこころの子が第二の加賀美になってしまうかもしれない、
でもそうならないように、虎松とこころがどうしていくことができるのか
そういうことも考えていくことになるんじゃないですかね。
加賀美は将来の自分たちの子供の姿かもしれない・・ですよね。
親が吸血鬼同士で結婚していたこころにも、どうなるのかはわからないと思います。
加賀美と虎松が兄弟ではないとすれば、加賀美はなぜあそこまで虎松を守りたい、虎松のことが好きなのか・・そこは気になりますよね。
そのきっかけがどこにあるのかを考えていきたいですね。
ぐりとぐらは、そっくりの双子兄弟
見た目もほとんど同じで、着ている服が違うぐらいの差ですよね。
この「ぐりとぐら」がunknownの中で登場したのは
加賀美と虎松の関係といった小さい範囲の話ではなくて
もしかしたら、「人間と吸血鬼」を表しているものなのかもしれないなと思いました。
人間と吸血鬼は見た目はほとんど同じ。
これまで長い歴史の中で共存して生きてきたわけですよね。
まあ、、吸血鬼側は自らの正体を隠していきてきたわけですが・・
でも、お互いのことをちゃんと理解して寄り添い、助け合って生きていこうよ
そういうメッセージなのかもしれないと思いました。
加賀美はこの絵本を読みながら
もしかしたら、「人間と吸血鬼の共存」を少しは考えていたのかもしれないですね。
こころと接する中で、今まで自分が勝手に思い描いていた吸血鬼像が正しくないかもしれないと思っていたところで、この絵本を読んだのかもしれません。
人間と吸血鬼・・こんな関係になることができるんだろうか・・という気持ちが加賀美にもあったのかもしれないですよね。
こころと接していて、少し迷い始めた時期に、「ぐりとぐら」を読んだんじゃないでしょうか。
このドラマのテーマとして「一見理解できそうにないもの、わからないものをただ怖がるのではなく、愛をもって接して寄り添っていこう。そうすればわかりあえるかもしれない」というのがあるように思います。
加賀美はそれに、最後には気づいてくれるんじゃないか、そんなことを僕は期待しています。
すみません、ドラマのテーマはもっと深くて大きいかもしれないです。
僕の言語力ではうまく表現できず、申し訳ありません。
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今回はここまでです。
みんなで考察できると嬉しいです。コメントはできる限り返信します。
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