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テレビ朝日系列のドラマ「Unknown」
まず、この動画の結論をお伝えします。
★★★
ラストシーンの結婚式余興ビデオの撮影は
結婚式の1ヶ月前で、まつりが生きているときに行われた
★★★
最後までみるとその理由がよくわかりますので、
ぜひお付き合いください。
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unknownが最終回を迎えましたね・・
まずお礼をお話しさせていただきたいのですが、最終回放送直後から開催したYouTubeライブ配信にかなりたくさんの方にお越しいただくことができ、結果として3時間も話すことになりました(^_^;)
ご参加いただきましたみなさんのおかげです。
ありがとうございました。
このあとも、「風間公親 教場0」「あなたがしてくれなくても」「ペンディングトレイン」の最終回放送終了直後から感想を共有するライブ配信を開催させていただく予定です。
(急きょ中止になった場合は申し訳ありません!)
ぜひ、ご参加いただいて、みんなで感想を共有しましょう!
さて、今回は、unknown最終回直後のライブ配信でドラマ内容を振り返りながら話した内容から、伏線の解説になっていると思われる部分を抜き出してご紹介させていただきます。
いただいたコメントからたくさんのお話しをさせていただきましたので、もしお時間ある方はぜひ、最終回のライブ配信動画がアーカイブ視聴できますのでご覧くださいね。
まず先にお話ししておきたいのですが
このドラマは最後に、全ての答えを提示してくれた内容ではなかったと思います。
でもそれは描かれていないことは視聴者が想像して楽しむことができる余白部分だと思えばよくて、例えばこれから僕が話す内容についても参考程度に聞いていただいて、
実際には「自分はこう思う」というものを答えと思えばOKかなと思っています。
今回のunknownは、「伏線が回収されていない!」と怒っていたり、批判したりしてる人もいるんですが・・僕はそれは当然ではないかと思います。
このドラマは「ミステリー」だとは言ってないですからね・・そもそも伏線回収される約束ではないんじゃないでしょうか。
あと、ここからは僕の、ドラマをみるときのスタンスの話しになりますが
「unknownはここが良くなかった。もっとここをこうするべきだった」みたいな批判をみかけるんですが・・僕はもっと、ドラマ制作側を信頼しています。
おそらく素人である我々が想像できるようなことはドラマ制作側は全部わかった上でやってると思うんですよね、プロですし。
でも、それを全部わかった上で、それでもいろんな事情がある中で、最高のモノを作ってくれているんじゃないかと思います。
なので、上から目線で「ここが良くなかった」という話は・・僕はあまりしたくない方ですね・・
ドラマを作って我々を楽しませてくれている方々をリスペクトしたいと思っています。
その上で、「自分はこう思う」という意見を言うのはアリかなと思うんですが
それは「自分の気持ち」であって、そっちが正しいという話ではないと思います。
正しい・間違ってるの話までしていいのは、自らも批判されるような立場の人・・自ら「評論家」と名乗って、批判も真摯に受け止められる人かな・・と思います・・が・・
すみません、僕も偉そうに語ってしまいました(笑)
僕としては、すごく楽しませてくれたドラマに、ただケチをつけることで注目を集めている人がいるように思えて、ちょっと悲しい気持ちになったので冒頭でこんな話をさせていただきました。
unknownは本当に楽しませてくれたドラマだと思います!
それでは気分を変えて、ここからは伏線の解説を進めていきたいと思います。
サクサクといきますね。
もし気になったところがあったら、ぜひコメントで教えてくださいね。
まず、一条彪牙について。
20年前の宗像家を一家ザンサツした事件については最終回では描かれませんでした。
ですので、表面的にいうと、その前の回で庭月源治が話した、
「顧問をやってたサッカー部の生徒の親から、虎松もろともめちゃくちゃにすると脅されていた」が動機で犯行を行ったということかと思います。
伊織が言ってましたよね。
「愛しているからこそ方法を間違ってしまうことがある」
これが全てを表していそうです。
ただ、それだと脅してきた親だけころせばいいのに、なぜみなごろしなのかという疑問はありますよね。
で、もう一つ伊織が言っていたことがあります。
「本当のことは誰にもわからない、わかったような気になって憶測で言うのはやめにしませんか」
これ、加賀美のことを言ったものだったんですが、
被害者も加害者もしんでいて、目撃者がいない宗像事件にもあてはまることなんですよね。
これをあてはめて考えると、庭月源治が言っていたことも単なる憶測ということになります。
つまり、一条彪牙の真実は誰にもわからない、ということですよね。
なぜ現場から逃げたのか、虎松と崖で再会したのになぜ身を投げたのか。
全部想像するしかありません。
もしかしたら宗像家で一条彪牙の方が先にころされそうになったのかもしれない。
ここは視聴者が想像して良い部分だと思いました。
伊織の言葉を際立たせるために、あえて答えが提示されなかったんだろうと想像しますね。
続いて、加賀美に関すること。
まず、加賀美が吸血鬼と人間のハーフ・ダンピールなのではないか、については答えは「わからない」ですね。
でも、そういう風に想像してもいいのかな?と思いました。
というのも、人間である虎松と吸血鬼であるこころの間に生まれる子供はダンピールになることが確定しているので、
もし加賀美がハーフなら、加賀美の姿は、未来の虎松とこころの子供の姿と重ねられますよね。
加賀美の親のことはあえて語られていないので、想像の余白はあると思います。
そして、加賀美がなぜ犯行予告をわざわざ描いていたか。
あれを描けば逮捕されるリスクは高まりますよね。
でも、あえて描いていたのは、「自分は世直しをしている、人間にとって害である吸血鬼を人間を代表して倒している」という意識があったからなんでしょうね。
世間へのアピールだと思います。
あとは、梅ばあへのアピールというのもあったんでしょうね。
「吸血鬼は悪だ」と教えてくれた梅ばあに、「俺、またやったよ!」とアピールすることで褒めてもらって、自分の存在価値を確認したかったんじゃないでしょうか。
さらに、犯行の時に「なぜ血を抜いていたか」ですが、これは動画へのコメントでこうではないかという案をいただきました。
「吸血鬼への仕返し」というものでした。
吸血鬼は人間の血を吸っているはずだから、そんな吸血鬼への罰として、吸った人間の血を回収する、そういう目的があったんじゃないかとの話で・・これはすごく納得しましたね。
加賀美が虎松のことを好きだった理由は、「親がいない」という状況が自分と同じ・・だけど、その環境から自分の力で警察官になって・・というところで憧れの気持ちがあったのかもしれません。
加賀美は親がヘンシしていたわけですが、虎松の父親はサツジンハンでしたからね・・
あと、捕まったあとの加賀美に、梅ばあと大五郎が会いに来ていたので、虎松は加賀美を撃ちころしたわけではなく、加賀美は生きていると思います。
しかし、精神鑑定の結果にもよると思いますが、もし責任能力ありと判断されれば・・ころしている人数から考えて、間違いなくシケイになってしまうでしょうね・・
続いて、梅ばあです。
わっしょいクリーニングに持ち込まれていた事件の証拠品は梅ばあが持ってきたものでしたね。
血のついたハンカチやレインコートです。
とくにレインコートの方は、結婚式の事件の証拠品ですが
これが見つかったことで、こころが警察から開放されていたので
梅ばあはこころを開放させてあげたくてレインコートをまた、わっしょいクリーニングにおいた、ということだったんでしょうね。
梅ばあがコロッケに入れた毒ですが、あれはすずらんではなかったようです。
「アジ化ナトリウム」と暁凛が言っていました。
これは科学実験では使われる薬品だそうで、過去には実際にアジ化ナトリウムでジサツをはかった事件もあったそうです。
次は虎松です。
虎松が5年前の事件のあと交番勤務になったのはなぜか・・という話がありましたが
これはおそらく「本人の希望」なんでしょうね。
捜査をする刑事という立場だと、血なまぐさい現場に立ち会うことがあり、それで過去の宗像家事件のことを思い出してしまうため、だと思います。
ちなみに、こころの弟・漣も交番勤務になっていましたが
これも同じく、本人の希望でしょうね。
こころの母・伊織です。
朝の番組のキャスターになっていた理由ですが・・これは完全な想像ですが
よるの番組についてはこころが犯人として疑われたときに出演が中止になってましたよね。
その後、事件のことを調べていた伊織はテレビには出ていなかったと思います。
そしておそらくですが・・出ていた夜の番組は降板したんじゃないでしょうか。
その後、別のテレビ局から声をかけられ、朝の顔として出演するようになったと思うんですが、その出演条件が「忖度しない発言をする」というものだったんじゃないかと思います。
夜の番組に出ていた時は、自分の意思での発言が難しかったのかもしれないですね。
「憶測でモノを言うのはやめよう」とは、ワイドショーではなかなか言えなさそうなことですが、それをキッパリ言い切ってるのは、そういう条件のもと出演しているからかなと思いました。
暁凛が吸血鬼かどうかは・・わからないですね(笑)
でも、最終回で南十字が「地底人」ということも判明しているので、この世界には自分の想像の範囲外にいる人がたくさんいる、ということが示されたと思います。
それっぽい水筒を持っている描写がある人はみんな吸血鬼、ということもあるかもしれないですが、
他の登場人物も含め、「吸血鬼だ」と本人が言っていないから違う、とは断定できないんですよね。
あと、なぜこころに近づいたのか、ですが、僕はここは単なる「たまたま」かなと思いました。
別にスポーツクラブで、特別にこころに探りを入れるような話をしてませんでしたし、尾行しているような様子もなかったですよね。
世々塚の家に貼ってあった相川七瀬のポスターは「RED」というアルバムのポスターでしたが、
赤・・は吸血鬼・・という伏線だったのかもしれないですね(笑)
相川七瀬さん、髪の色も赤ですよね(笑)
家に「肉」の在庫が多いのも、やっぱり「血」を必要とする吸血鬼は肉が好きな人が多いってことなのかもしれないですね。
源治と聖夜については教師と教え子でしたが、今は夫婦のような関係だと思います。
結婚できない二人がなぜ、二人とも「庭月」という苗字なのかというとそれは
結婚できない二人が家族になるために、あえて「養子縁組」をしているからだと思います。
戸籍上は、聖夜は源治の養子になってるってことですよね。
二人の中では「夫婦」の認識だと思いますが、
戸籍上でちゃんと「家族」と認識されるためにあえて養子縁組している、ということなんでしょうね。
加賀美が読んでいた「ぐりとぐら」
一時は虎松と加賀美兄弟説が盛り上がりましたが・・
そうではなかったですよね。
だからおそらくこれは、「兄弟」のように似ているけど違う存在である人間と吸血鬼。
協力して生きていくべきだ、ということを表していたのかなと思いました。
あと、加賀美は絵本が好きで、絵本から影響を受けていそう・・ということが表されていて、
それが「吸血鬼がやってきた」の絵本に影響を受けた、という話につながっているのかなと思います。
最後に映った「余興台本」
ここから、これまでの内容が全て「余興」だったのか?という話もあったようですが
それは無いと思います。
あえて「1ヶ月前」と表示されていますしね。
まだ事件が大きく進み出す前、まつりも世々塚もしんでおらず、加賀美も幸せそうにしている姿
これは加賀美がくるっていなければありえた、素敵な世界を見せてくれているのかなと思いました。
加賀美が捕まった時点から1ヶ月前だと、まつりはすでにしんでいるはず。
だから、「1ヶ月前」という表示はどういう意味なのか・・という話もあったんですが
これはおそらくですが
「結婚式の1ヶ月前」という意味だったのではないかと思いました。
結婚式が6月11日で、まつりがころされたのは5月14日だったんですよね。
だとしたら、この「余興で流すためのビデオ撮影」を行った数日後にまつりはころされた・・となるのかなと思いました。
あと、このビデオに映る際の南十字ですが、頭をおさえていました。
これは「触覚を気にしている」とのことでした(笑)
これは解説版でそう説明されていたものです。
感情が高ぶると、地底人は触覚が出てきてしまうんですかね(笑)
あと、コロッケ三姉妹を持って笑顔で登場する加賀美を、まつりと世々塚が攻撃してるんですよね・・(泣)
これはこのあと起こることを暗示してる気がします(泣)
ぜひもう一度、このシーン、観てみてくださいね。
ということで、長々とお話ししてきましたが、
僕はこのunknownは、サスペンスなのに笑えるという
すごく新しいドラマだなと思いました!
徳尾浩司さん脚本のドラマは「おっさんずラブ」も面白かったですが
また次回作にも期待したいと思っています。
ぜひ、みなさんの感想も教えていただけると嬉しいです。
コメントをよろしくおねがいします!
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今回はここまでです。
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