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(2022年10月17日月曜日18:30公開)
2022年秋ドラマ
フジテレビで放送の「silent」(サイレント)の感想と考察です。
動画でご覧ください
↓
■出演者
役名 ー 俳優名・女優名
青羽 紬 ー 川口春奈
佐倉 想 ー 目黒 蓮(Snow Man)
戸川湊斗 ー 鈴鹿央士
佐倉萌 ー 桜田ひより
青羽 光 ー 板垣李光人
/
桃野奈々 ー 夏帆
/
春尾正輝 ー 風間俊介
佐倉律子 ー 篠原涼子
他
■スタッフ
脚本 生方美久
(第33 回フジテレビヤングシナリオ大賞 『踊り場にて』)
音楽 得田真裕
(『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』、『グッド・ドクター』、
『監察医 朝顔』シリーズ、 『アンナチュラル』、『MIU404』他)
主題歌Official髭男dism 「Subtitle」
(ポニーキャニオン)
プロデュース村瀬 健
(『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう 』、『信長協奏曲』、
映画『キャラクター』 、映画『約束のネバーランド 』 他)
演出
風間太樹
(『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』、『うきわ ―友達以上、不倫未満―』、『脚本芸人』、
映画『チア男子‼︎』 『チェリまほTHE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』他)
髙野 舞
(『アライブ がん専門医のカルテ』、『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』、
『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』他)
品田俊介
(『ミステリと言う勿れ』、『信長協奏曲』、『失恋ショコラティエ』、『隣の家族は青く見える』他)
制作著作
フジテレビ
ここからは、動画で話している内容の概要です↓
こんにちは。
フジテレビドラマ「サイレント」
今回は、脚本家の生方美久さんが書かれたと思われる
サイレントの人物紹介について、詳細にお話ししていきます。
TVerやFODで本編映像を楽しみつつ、この動画もお楽しみください。
この動画内容は概要欄に記載のブログで、文字で読むことが可能です。
それでは早速はじめていきます。
ーーーー
まず、このドラマの脚本家である、生方美久さんについて、ですが
生方さんは同じ脚本家である坂元裕二さんを尊敬されているそうです。
坂元裕二さんといえば、ドラマ脚本を書く際に
登場人物がどういう人生を歩んできたか、どういう背景があるか
という人物設定を、先に相当な量書かれると聞いたことがあります。
生方美久さんは坂元裕二さんを尊敬されているので
同じような手法でドラマを描かれている可能性がありそうです。
実は「サイレント」公式WEBサイトに、「サイレント」登場人物の人物設定がかなり詳しく掲載されています。
普通は、ドラマのWEBサイトで、ここまで細かい人物紹介が書かれていることはないんですよね。
だから、やっぱり坂元裕二さんと同じような手法でドラマ脚本を書かれているのではないか?とそうぞうするのですが
ただ、もう一つ、「サイレント」では通常とは違うことがあり
それはサイレントWEBサイトでは、登場人物の人物紹介が、とてもわかりづらいところに掲載されているところです。
ドラマの放送ではおそらく全てが語られることがないだろう、というほどの情報量です。
人物紹介は多くの人が観ていないのではないか?と思われますので、ここで紹介させていただきます。
1回では紹介しきれないので、何度かに分けてお話しできればと思います。
まずは、目黒蓮さん演じる佐倉想です。
想は、ドラマでは描かれていない背景がたくさんあります。
★かつて紬が大切に思った恋人
★18歳の時に「若年発症型両側性感音難聴」を発症したことで音のない世界で生きることになった青年
★難病指定にもなっているこの病は40歳未満で発症し、両耳がだんだんと聞こえなくなっていくという難聴が主な症状で、有効な治療法が確立されていない難病の一つ
★高校時代はサッカー部のエースを務めるも、普段は好きになった相手にもつい素っ気ない態度を取ってしまう少し内気な性格の持ち主
→サッカー部のエースだったんですね。そうなると、湊斗はサッカーでも想にはかなわなかったことになりますよね。サッカー部のエースでこの見た目ならモテること間違いなしで、古賀センが言ってたとおりですよね。
→好きになった相手にも素っ気ない態度をとってしまうということですが、紬の場合は、紬が積極的に関わっていったからうまくいった、ということでしょうか。
→少し内気な性格というのは、ドラマでは明確には描かれてないですよね。こういう設定が実はあるというのが面白いですね
★高校を卒業する頃には難聴の症状が出始め、いずれはほとんど聞こえなくなってしまう可能性が高いという現実を知らされることになる
★地元を離れ東京へ進学するタイミングに合わせて紬に別れを切り出し、一方的に、何も告げずに彼女の前から姿を消してしまう
★紬だけでなく、高校仲間との縁も全て断ち切り、スポーツ推薦を受けた東京の大学に進学した想だったが、難聴によって起きた変化にとまどい周囲からも期待されていたサッカーも諦めることに
→スポーツ推薦で大学に行っていたということは・・本当ならサッカー三昧の大学生活だったはずが・・たぶん耳が聞こえなくなっていくとサッカーも普通にプレーすることは難しいと思われるのであきらめることになったようですね。ということは、社会人になった現在は全くサッカーはやってないかもしれないですね。
★その後、大学を卒業してからは人とのコミュニケーションを取ることにつらさを感じて職を転々としたが、現在は在宅で校閲の仕事をしながら、限られた人にしか心を開かずに日々を過ごしている。
→校閲の仕事・・とは、文書や原稿の誤りや不備を調べる仕事だと思います。
第2話で自宅のシーンが一瞬映り、「菅田さん」という「菅田将暉さん」と同じ「菅田さん」のインタビュー記事のようなものの校閲を行っていましたね。
→限られた人にしか心を開かずに過ごしているというのが気になりますね。紬と会ったときの想はそこまで心を閉ざしている風には見えなかったのですが、仕事もメールでやり取りできるものでしょうし、関わる人は少ないんでしょうね。
★しかし、一生会わないと決めていた紬とのまさかの再会を果たしたことで、その閉ざしていた心にある変化が起きはじめ…。
→「閉ざしていた心」の変化、
のが何を表すのか、ですね。紬との関係が復活する、という可能性もなくはないのですが、ぼくはこの人物紹介をみた感想でいうと、「紬から影響を受けて、周囲との関わりを増やすようになっていく」という変化かなと思いました。湊斗とも、このあとおそらく関わるでしょうし、そうすると、高校時代のサッカー部メンバーとも古賀センを交えて交流したり、一緒にサッカーをやったり・・ということができるようになるのかもしれません。
→この人物設定をみた印象だと、紬にとって想は「すごく好きだった人」だから気になるし、助けたいと思うけど、でも「今好きだ」ということではないのかなと感じました。まあ、紬も自分の感情がわからなくなることはありそうですが・・最終的には紬と想が結ばれる方向には物語は進まないような、そんな印象を受けました。
とくに背景が気になる登場人物として二人目に取り上げたいのが
桃野奈々です。
★大学時代の佐倉想(目黒蓮)を支えたろう者、桃野奈々(ももの・なな)。
→大学時代から想と知り合ってるんですね。もし大学4年の時からの知り合いだったとしても、すでに奈々とは4年ぐらい、想は一緒にいることになると思うので、そう考えたら、高校の短い期間だけを一緒に過ごした紬よりも、想との絆は深いのではないか?という気がしますね。
★聴力を失い人との交流を拒むようになってしまった想の近くで、時に彼の心に寄り添います。
→奈々が周囲との交流をどれくらい行っているかはわからないのですが、想の気持ちが理解できつつ、奈々は周囲とも積極的に交流できる人なのかもしれないですね。そう考えたら、頼もしい人だなと思います。
★普段は笑顔をのぞかせることが少なくなった想にとっては数少ない心を許せる相手。
★そんな奈々は生まれつき耳が聞こえず高校まではろう学校に通っていたのですが、高校卒業後に一般の大学に進学。しかし、周りにろう者がいない環境に苦戦した過去も。
→生まれつき耳が聞こえないことは「イヤホンを買ったことがない」という発言でも表されていましたが、生まれつきだったとしても、大学からは普通の学校へ通おうとするところはとても行動力がありますよね。
→一般の大学に進学・・ということは、ここで想と出会ったんでしょうか?もしそうだったら本当に結構前から想と奈々は知り合いだったことになりますね。
★そんなある日、想と出会い、手話を教える間柄になったことをきっかけに仲良くなり、卒業した今も一緒に行動を共にすることが多くなりました。
→想の手話は奈々から習ったものなんですね。
★はっきりした性格で思ったことや感じたことをすぐに表現してしまいがちではありますが、どこかかわいらしさやおちゃめなところもある憎めない性格の持ち主。
→かわいらしくておちゃめなところがある、ということは想も理解しているでしょうし、奈々の魅力は想が一番わかっているのかもしれないですね。
→奈々の性格についても、今のところは明確に描かれていないので、これを参考にドラマをみていくと、新たに気づけることがあるかもしれませんね
★現在は障がい者採用枠で入社した会社で働いています。聞こえる人との恋愛には消極的な奈々にとって想はかなり特別な存在のようで…。
→奈々の恋愛対象は「聞こえない人」ということなので、だとしたら、いつも一緒に行動している想のことが特別で当然ですよね。
→想もおそらく奈々の魅力には気づいていると思います。でも、奈々との恋愛に進めないのは紬とのことがずっとひっかかっていたからかもしれません。もしかしたら、紬と出会ったことで、想が奈々との恋愛に目を向ける・・という展開もあるのかもしれないなと思いました。
もう一人、まだ背景が謎な人物の
春尾正輝を取り上げたいと思います。
主人公の青羽紬(川口春奈)が手話を学ぶために通い始めた手話教室の講師・春尾正輝(はるお・まさき)。
→湊斗と春尾がたまたま出会ったのがきっかけでしたよね。春尾からもらったチラシをもって紬が春尾のところへいったのがきっかけ。そういえば、湊斗の紹介であることは、紬は伝えているんでしょうか?
春尾は物腰も柔らかく、人の良さそうな雰囲気をまとっていますが、元々は人に興味を示さないタイプで、友達も恋愛も人並みになんとなくこなしてきたところも。
→人に興味がないから、できるだけ問題を起こさないように「人が良さそう」な人間を演じているのかもしれないですね。
→そういえば、湊斗から「人が良さそうですもんね」と言われた春尾は「絶対いい人なんだろうなーと、ヘラヘラ生きてる聴者のみなさんはそう思い込むんです」と言っていましたが、自分も聴者だと言っていた春尾は、もしかしたら自分に向けた言葉としてこれを言ってたのかもしれないですね。
一方で中途半端な企業に就職するのが嫌だという理由で大きな志もないまま大学院まで進むことを決めるなどプライドが高い一面もあります。
→プライドが高い、はここまでの放送ではよくわからなかったのですが、そう思ってみてみると色々気づけそうですね。
将来の夢もなく、とにかく何か就活に役立てばという気持ちで、聴覚障がい学生への授業補助ボランティアに参加するようになりました。
この経験をいかして、今は手話教室の講師として働いています。
大切に思う相手のために手話を覚えようとする紬の姿にいろいろな感情がよみがえり…
→もしかしたら、ですが、紬に話した「ものすごく好きな人います?」「このひとと出会わなければこんな悲しい思いしなくてすんだのに」という話は、春尾の過去に関わる発言なのかもしれないですね。
→このドラマは、想が紬と再会することで、想が変わっていく物語であるのと同時に、その想から影響を受ける奈々がいたり、もしかしたら春尾も紬から影響を受けるのかもしれません。
→紬と想が再会したことがいろんな人の人生に影響を与えていく話になるのかもしれないですね。
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今回は、公式サイトに掲載されている詳細な人物紹介から
佐倉想のこと、想の友人・奈々、手話教室の先生・春尾、について話しました。
ドラマ本編では描かれていない情報もあって、これを知っておくともっといろんなことに気づける気がしました。
できれば、今後、別の登場人物についても紹介できればと思います。
ストーリーや心情考察も行っていますので
ぜひチャンネル登録をして、次の動画をお待ちくださいね。
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今後の動画作りの参考になります。
風間俊介さん演じる春尾正輝が今後、どのようにストーリーに関わると思いますか?
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