ひなぴし ドラマ考察

会いたくて、会いたくてふるえるシンドローム。トケルのブログ。

サイレント silent ドラマ感想考察最新 最終回のあらすじ完全考察!川口春奈・村瀬プロデューサーが明かした裏話も!最終話ネタバレストーリー振り返り

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2022年秋ドラマ

フジテレビで放送の「silent」(サイレント)の感想と考察です。

 


↑この記事の内容は、動画でご覧ください↑

 

 

 

■出演者

役名 ー 俳優名・女優名

 


青羽 紬    ー 川口春奈
佐倉 想    ー 目黒 蓮(Snow Man)
戸川湊斗    ー 鈴鹿央士
佐倉萌    ー 桜田ひより
青羽 光    ー 板垣李光人

桃野奈々   ー 夏帆

春尾正輝    ー 風間俊介
佐倉律子    ー 篠原涼子

 


■スタッフ
脚本 生方美久
(第33 回フジテレビヤングシナリオ大賞 『踊り場にて』)

 


音楽 得田真裕
(『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』、『グッド・ドクター』、
『監察医 朝顔』シリーズ、 『アンナチュラル』、『MIU404』他)
 主題歌Official髭男dism 「Subtitle」
(ポニーキャニオン)
 プロデュース村瀬 健
(『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう 』、『信長協奏曲』、
映画『キャラクター』 、映画『約束のネバーランド 』 他)

 


演出

風間太樹
(『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』、『うきわ ―友達以上、不倫未満―』、『脚本芸人』、
映画『チア男子‼︎』 『チェリまほTHE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』他)
 

髙野 舞
(『アライブ がん専門医のカルテ』、『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』、
『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』他)
 

品田俊介
(『ミステリと言う勿れ』、『信長協奏曲』、『失恋ショコラティエ』、『隣の家族は青く見える』他)


制作著作

フジテレビ

 

 

 

ここからは、動画で話している内容の概要です↓

 

 

 

こんにちは。

フジテレビドラマ「サイレント」

 


★★★

今回は、サイレント最終回をストーリー順に確認していきたいと思います。

この動画をみていただくと、最終回の物語の流れと考察ポイントを確認することができます。

★★★

 


この動画内容は概要欄に記載のブログで、文字で読むことが可能です。

本編映像はTVerやFODでお楽しみください。

 


それでは早速はじめていきます。

ーーーー

初めにお伝えしておきたいんですが、今回の動画は長くなると思います。

観ていただくことを意識したというより、自分の趣味で作った動画のようなものなので、

何かをしながら耳を傾けるような楽しみ方でお付き合いいただけると嬉しいです。

サイレントの最終回をストーリー順に追いますので、ストーリーの振り返りにも使っていただけると思います。

全ての内容を話すわけではないので、フジテレビオンデマンド等で本編をご覧になってからこの動画はご覧いただきたいと思っています。

まず、全体について思ったことですが

サイレントの最終回は一般的なドラマの最終回とは違って、大きい事件的なものがとくに起こらない最終回でした。

登場人物みんながそれぞれ自分の生きていく道をみつけてそこへ進んでいくという感じで、みんなが優しく収束していく話しだなと思いました。

サイレントについて語っているYouTuberさんの中でも、想の気持ちの切り替えが遅いことでドラマの恋愛の展開が遅くなりすぎた、というようなドラマに対する批判を見かけたんですが、


そうやって言う人はこのドラマを観るのに向いてない人だろうと思いました😅


想が同じことを何度も思い悩むことこそリアルだったんじゃないかなと僕は思います。


今後もきっと、同じことで悩む時が出てきますからね。

たしかに、ドラマとしての「刺激を求める」と、どんどん移り変わる展開があった方が面白いかもしれないんですが、このサイレントはたぶんそういう刺激を見せて注目を集めたかったドラマではないと思うんですよね。

素人がこうすればよかったのに、と思うことは制作側は当たり前に考えていることでしょうし、このドラマを、このドラマのまま楽しむことこそ、視聴者ができる最大の楽しみ方かなと思いました。

すみません・・ドラマに対して話すのは自由なので批判している人を貶める意図はないんですが😅

自分が好きでみていたドラマを批判されると悲しくなるのでちょっとこんな話をしてしまいました。

あと、最終回が期待外れだったという意見もちらほらですが見かけました。

おそらくこれまでの回のような、心揺さぶられるようなシーンがほしかった、ということなのかな?と思ったのですが、

感動させよう!ということを一番の目的にしたストーリーではなかったと思います。

もしそうするなら、紬と想にだけフォーカスするようなストーリーになっていたと思いますが、そうはなっていませんでした。

登場人物たちみんなを幸せな方向へ進めて行くことに主眼が置かれたラストだったと思われるので、
やっぱり、紬と想の恋愛をテーマと掲げつつ
本当に描きたかったのは、この二人に影響されて変わっていった周囲の人々の方だったんだと思いました。

今後も、ぼくはよっぽどのことがなければ、自分が取り上げているドラマを強く批判することはないと思いますので、そういった主旨で観ていただけると嬉しいです。

では、ここから、最終回のストーリーを追いながら考察ポイント等をお話ししていければと思います。

 

最終回はまず、高校時代の回想シーンから始まりました。

このシーンでは紬の名前が珍しいねと想が言うんですが、紬は自分の名前を想から呼んでもらいたくて何度か「紬」と呼んでもらえるような質問を繰返しますが・・答えてもらえず。

でもあとからその意図に気づいた想が、紬を手招きするんですよね。

この時、国語の授業のあとだと思われるのですが、黒板に百人一首の和歌が2首かかれていました。

和歌は詳しく説明するのには時間がかかりすぎますので、簡単にお話ししたいと思います。

1つは黒板の左側に書かれている「花の色は」から始まる和歌で、「時が経つにつれて衰えた自身を色あせた桜に例えた歌」でした。

どうも、想を暗示するような歌ですが、これを想は黒板消しですぐに消していました。

ですので、これを消すことが結末への流れを暗示していたのかもしれません。

そしてもう一つが「瀬を早み」から始まる歌です。

「別れてもいつか逢うという決意を歌ったような歌」で、これも紬と想を暗示したような歌です。

このサイレントではスピッツの曲等の歌が何度も取り上げられてきましたが

和歌も「歌」ですよね。

そしてこの歌は耳でも聞くことができますが、文字をみることで楽しむことができる歌だと思います。

「見ることで楽しめる歌」が二人の行く末を暗示しているというのが素敵だなと感じました。

 

続いて、現在のシーン。

第10話ラストからの続きです。

紬は付箋に文字を書いて想の前に置いていきました。

声出さない、笑わない、電話しない、音楽きかない、つらくなるなら、全部やめる

それでも一緒にいたいと書きます

想は何かを書いて返答しようとしますが、できずにそのまま紬の家からさります。

ここで紬が付箋に文字を書いたのは、想が自分の方を向いてくれず手話で会話できなくなったからだと思います。

だから書いた文字を想の前に置いていったんですよね。

出ていくときに玄関の外で想は帰ってきた光と会いますが、光とは何も会話せず立ち去りました。

 

想が去ったあとの紬の家に湊斗が訪ねてきました。

理由は、「パンダのぬいぐるみを返すため」だったのですが、

これは光から頼まれたということだったので、おそらく光は、想がつらい表情で家から出ていくのを見て紬に何かがあったと思い、

湊斗へ連絡して紬とあわせようとしたんですよね。

湊斗は「はめられたな」と言っていました。

紬は湊斗からパンダのぬいぐるみを買い取ろうとしていました。

ですが、湊斗はそもそも紬のために買ってあげたものだから、ということで本当なら紬が湊斗の家から荷物を持ち出すときに一緒にもっていってもらうもので

意思の疎通ができてなかったね、と、二人は通じあえていないところが表された悲しいシーンでもありました。

そして紬は自分を見る湊斗に対してなぜか「大丈夫だよ」と言ってしまいます。

湊斗は「何も聞いてないよ」と言うんですが、想と何かがあったことを察したんでしょう。

想のことを話します。

「想は青羽の変わってないとこばっかり見てる。青羽は今の想のことちゃんと見てて、お互いのこと見てるのに、見てる時間が8年分ずれてる。」

紬はこのあと、想と話をするために話しやすい場所へ行くことを提案するんですが、そのきっかけは、ここで湊斗から「どこに呼び出せばいい?どこなら話しやすい?」と聞かれたことだったと思います。

この湊斗の言葉をきっかけに、場所を変えて話すことに紬はしたんだと思いました。

 

奈々が想へ本を返すために会いに来ていました。

「昔の似ている誰かじゃなくて、今のその子をちゃんと見た方がいいよ」

「私達はうつむいてたらやさしく声をかけてもらっても気づけないんだよ」

これは

奈々は紬とも話をしていたので、きっと、ろう者と聴者だから分かり合えないんじゃないか、ということで想も悩んでいるのかもしれないと思ったのかもしれないですね。

そして、想が何か思い悩んでいそうだが、それを話してくれない、ということを紬は奈々へ相談していたのかもしれないですね。

それを受けて、奈々は想へ、紬のことをちゃんと見てあげて、と伝えたんだと思います。

ここの階段って、想と奈々が第1話で待ち合わせしていた場所ですよね。

最終回は思い出の場所を少しずつ見せてくれていて、なんだか登場人物たちと一緒にアルバムの写真をみるような、思い出の振り返りをしているような気持ちになりました。

階段って第8話の春尾と奈々の回想シーンでも出てきましたが、上にいる人が下にいる人に何かを投げかけるときによく使われる印象です。

その後、下にいる人が上の人と同じ場所までのぼってくるかどうかで印象が変わるんですが・・このシーンでは最後、奈々が階段を登って去っていき、想は置き去りにされました。

奈々から言われたことを消化しようとして立ち止まっている・・という感じですかね。

ちなみに、春尾と奈々のシーンでは、春尾が最後、奈々の横まで階段を登っていました。

そして紬から想へLINEがきて、想が「一緒に行きたいところがある」と返信していました。

卒業した高校へ行くことになるんですが、想は高校へ行くことで、あの頃の紬を思い出したいという気持ちがあったのかもしれないですね。

 

週末ちょっと実家へ帰るね、と紬は光へ伝えつつ、手話の本をみていました。

話し合い・・みたいな、という紬に、やっぱり想と何かがあったんだと光は感じとったと思います。

話したいこと、話せるように、という紬は、想と意思疎通できるように、努力してるんですよね。

 

紬は古賀センを訪ね、卒業した高校に入る許可を古賀センに取ってもらったことのお礼を伝えていました。

高校時代、放課後に残ってしゃべっていた紬と想についていつも廊下から様子をうかがっていたという古賀セン。

たいしたことないしょうもない話しかしてなくて、と言われ紬はすみません、と言っていましたが、「いつも聞いていた」ということは紬は知らなかったようで、「え?」と驚いていました。

ここで古賀センは紬へ「行ってらっしゃい」と声をかけます。

ここから、いろんな人の行ってらっしゃいを受けることになるんですよね。

 

湊斗と拓実がフットサルで会ってます。

想は気分じゃないから来ないと言ったようです。

湊斗は「2人が再会してなかったら今ごろって・・」「想とまたあんな風に話せてなかったんだよね」と言っていて、俺は良かったということでした。

話し始めたときは実は紬への未練が強くて、もしかしたら自分がまだ紬と付き合ってたのかも、というのかな?と思ったんですが全然そうではなく、想と再会できた喜びを語っていました。

ここも、日本語の面白いところが現れていたなと思いました。

「2人が再会してなかったら今ごろって・・」という言葉だけを聞くと、完全に未練の話をするのかな、という印象だったのに実は全く逆のことで。

脚本家さんの日本語へのこだわりが感じられたところでした。

拓実が「絶対幸せになってね」と湊斗へ言ってましたが、これは視聴者の声を代弁したような言葉で、それに対して湊斗は「今幸せじゃないって決めつけんな」と言ってました。

人に幸せを授けることが湊斗の幸せなのだとしたら、きっと今も幸せなはずですよね。

拓実も「2人が再会してなかったら今ごろって・・」と言い出したとき、未練があるんだ、と勘違いしてたんですが、ここも視聴者と同じ目線でしたよね。

湊斗が手話を覚えない理由をちょっと考えていたんですけど、

前に春尾が言ってましたよね。たしか未公開シーンにあったところです。


家族や恋人は未来をみて過ごしてる


だから佐倉家も、紬も光も最終的に、手話覚えることにしたのかなと。


光はもう家族になると思ってるということなんでしょう。


友達はその時を一緒に過ごして楽しむ相手なので、
湊斗は友達、ってことですよね。


それ以上は踏み込まない、その領域は湊斗からみたら「紬と想の2人の領域」に見えたんじゃないですかね。


まあ、覚えた方がいいとは思うんですけど、湊斗なりの線引きなのかなとおもいました。

 

タワーレコードで店長から面接のお知らせを受け取る紬です。

正社員登用の試験を紬は受けてるんですよね。

これは今後の紬の生活に大きく関わる話ですが、実はこれ以降この話には触れられないんですよね。

なので・・もし続編があるとしたら、このタワレコ正社員登用の話が、続編への伏線になるのかな?と思いました。

続編への伏線になりそうなものは・・あとは、もしかしたら存在するんじゃないか?と思う、録音データとか・・もしかして続編があったら登場、というのもありえますかね?

サイレントは大ヒットになりましたので、続編とか映画化とか

全くありえない話ではないと思います。

フジテレビがきっとやりたいはずです。

ただ、出演俳優さんのスケジュールとか、脚本家・プロデューサーがどう考えてるか、によりますよね。

でも、商業的に成功しそうなコンテンツなので・・すぐは無いとは思うものの、将来的に無いとは言い切れないと思います。

 

 

休憩室での同僚・田畑との会話です。

耳聞こえないから、かわいそうだから?

耳聞こえないならこうだって決めつけた考え方しかできない方がよっぽどかわいそうだよ

私もそうだったけど

これは想のことをかわいそうだと言っていた田畑への怒りの言葉のようにもとれるんですけど、

実は田畑へ言っているというより、紬は自分へ言っているような気がしますね。

そうだった時の自分と今は違うんだという決意の言葉のようにも、

以前は自分もそんな風に接していたかもしれないという反省の言葉にも取れますよね。

田畑だけがこんなことを思っているわけではなく、たぶんみんな同じようなことは思っているんですよね。

そういう、周りの人の代表のような形で田畑は描かれていたように思いました。

タワレコのキャッチコピー「NO MUSIC, NO LIFE」が想にとってあまりにも厳しい言葉だなと、初回放送時からタワレコが映されるたびに思っていたんですが、

ろう者でも目や手や心で感じられるそうで、まさに決めつけた考え方を自分がしてしまっていたんだなと恥ずかしくなりましたね・・。

この田畑とのシーンも過去のシーンの反復で、田畑が「かわいそうですね」と言ったも同じ休憩室でした。

このシーン、公式Instagramで、休憩室に入っていく田畑という映像があったので、もしかしたらカットされているものがあるのかもしれないですね。

 

春尾と、手話教室の同僚の澤口がクリスマス商品が売っている通りを歩いていました。

春尾のいいところは聞こえない人をかわいそうと思ってないところ、という澤口に

春尾は「思ってないです。憧れる人もいるぐらいです」と、強めの笑顔で言っていました。

以前の春尾は澤口へ本当に心をひらいていない感じで、まさに壁を作ってる感じだったんですが

奈々と話して春尾が変わったんだなと感じられるシーンでしたね。

このシーンは2人ともコーヒーを手に持っていたので、片手手話で会話をされていましたね。

 

真子がタワレコで働く紬を訪ねて、これから想ともう一度話す紬に「何かできることある?」と聞いていました。

泣いて帰ってきたら背中さすって、わかったさする練習しとく

泣いて帰る前提やめて、と紬は言ってたんですが、ここをみると紬は余裕がない状態ではないんだなと感じました。

もう会わなくなることを覚悟している・・てことかもしれないですね。

紬は笑ってましたし、「いってらっしゃい」という真子に強くうなづいてましたが、もう会えなくなるとしてもちゃんと話しをしようという決意が現れていたと思います。

真子としては、もし想と紬が離れることになったとしても紬の側には私がいるからね、という安心感を紬へ与えにきたんだなと、強い友情を感じましたね。

 

実家へ戻った紬が母・和泉と話していました。

お別れするときこそね、全部相手に渡さないと駄目

中途半端にすると自分の中に残っちゃうから

思い出残るとやっかいだから投げつけてきな

そのうち美化されて原型なくなるんだから投げつけてきな

できなかったらお別れしないほうがいいってことだから

紬はお父さんへ投げつけたのかと聞くんですが

和泉は「ううん、とってある、すっごい美化されてるから思い出すたび楽しい」

これはお別れしたかったかどうかの話ですよね。

母・和泉は紬のお父さんとお別れしたくなかったからあえて思い出を残しておいたってことだと思います。

紬は「それはそれでいいね」と言っていたのは、紬もお別れしたくないから、もし選択するなら和泉と同じ方法だ、と思ったということですかね。

髪を縛っていくか聞かれた紬はおろしていくと答えました。

想はポニーテールが好きということでしたが、ポニーテールは紬の高校時代を象徴するものだと思います。

今の紬を見てほしいから、今の紬の自然な状態、おろした髪で会いにいく、と決めたんでしょう。

そして、和泉からの「いってらっしゃい」

紬はあらゆる人から、色んないってらっしゃいを受けて、想に会いにいきます。

 

そして、教室で想と紬は会います。

紬はまず、なんで?と手話で聞くんですが、

これは、なぜ高校の教室なの?と想に聞いたってことだったんですかね。

でも答えてもらえず、紬は黒板に文字を書き始めます。

何で教室?という紬の質問に、「なんとなく」と想が書くんですが、これはなんとなく教室にしたって意味ではないんですよね。

なんとなく来ないと思った、ということでした。

ここも日本語の難しくて面白いところですよね。

なんとなくだけで返答のようになってしまっているんですが、言いたいことは実はそれではなかった、という。

何で教室だったのか、ですが・・

お想は離れようと思って紬に会いにきたわけではなく、自分の考えていることを話し、一緒にいたいと伝えるためだったと思います。

だから、紬と一緒に幸せな時間を過ごした教室でもう一度会いたい、昔いろんな話をしたこの場所でなら話せるかもしれない、そう思ったんじゃないでしょうか。

このシーン、川口春奈さんと目黒蓮さんがずっと手書きで黒板に字を書いていくんですが・・

そもそもドラマに出てくる文字って俳優さん本人が書いてないことも多いんですよね。

やっぱりきれいな文字の方がいいですし。

なのにここは、本当に目の前で書いていってます。

こんなシーン、俳優さんが目の前で字を書くところなんて見たことない気がしますね。

Instagramでも出ていましたが、相当練習されたそうです。

チョークで字を書くなんてなれてないですから、きれいな字を書くだけで大変ですよね。

しかもその字を、ドラマ視聴者が読んでわかるようにしなければいけないので

わかりやすく、きれいな字で、どこにかけばいいか、かなり考えられたんだと思います。

そして、手話のシーンと同じく、ここは声がないシーンなんですよね。

また、書き言葉で進んでいくのでかなりゆっくりの会話になります。

普通ならこんなにゆっくり進むシーンに観ている人の方が耐えられなくなりそうですが、ここまでサイレントを見てきた人だからこそ、このシーンも集中してみられるんですよね。

だから、制作陣が視聴者も信頼したからこそできたシーンかなと思いました。

ちなみに、東京の自宅では紬は手話の本で勉強していたし、教室で想を待っているときも手元に手話の本があったのに、結局手話ではほとんど話しかけなかったんですよね。

これもやっぱり、紬の家で付箋に文字を書いたように、教室に入ってきた想がうつむいていたから、ということだったんですかね。

 

紬は泣きながら、一方的に自分の思いを書いて、教室を出ていこうとしました。

 

青羽の声が聞こえないことだけ受け入れられなかった

と書く想に対して、紬は最終回冒頭のシーンで付箋に書いたことと同じことを書いていきますが、想は全部すぐに指で消していきます。

 

想はこれまで、紬と一緒にいていいか迷ってきたということを話します。

それでも今は一緒にいたい。

紬は想が「いいたいことが言えてるのか不安に思っていた」と伝え、伝えることをあきらめないでほしいとお願いします。

人それぞれ違う考え方があって違う生き方してきたんだから

わかりあえないことは絶対ある

それでも一緒にいたいと思う人と一緒にいるために、言葉があるんだと思う

これは、想の作文で出されていた問いへの答えですよね。

「言葉はなぜ存在するのか」たぶん、作文の中にもその答えが書かれていたんじゃないか、と思います。

たくさん話そうよ、という紬に、うなづく想。

 

言葉にできないときは黙って泣いてもいいよ

背中さするから

これは8年前に、想と紬が最後にあった公園でのシーンの再現ですよね。

それを思い出して想も笑っているんだと思います。

そして、紬も一緒に行きたいところがある、と言います。

 

体育館で高校2年の時、想が壇上で作文を読んだことを再現しようとしていました。

ここで紬のいた場所を想がもう少し後ろ、ということで、想もその時から紬を知っていたことがわかりました。

紬は想が作文を読んでいるのを聞いてそして見て、想のことが気になったんでしたよね。

実は想もこの時、紬のことを知って気になってたんですよね。

これまで紬が想のことを好きになった理由は語られるのに、想がなぜ紬のことを好きになったのかが全然語られてこなかったことが気になっていました。

ここで語られるためだったんですよね。

これは紬も今、初めて聞いたようで、とてもうれしそうでした。

そりゃそうですよね、これを聞いてなかった紬からしたら、とくに高校時代は自分の方から一方的に好きになったような感覚があったかもしれないですしね。

告白してくれたのは想からでしたが、

自分と同じように、一目惚れのような体験があった上での関係だったことがわかったことは紬が想との間に、より運命を感じるきっかけになったように思います。

 

そして、想は自分の書いた作文「言葉」を手話で表現し始めます。

最後に「言葉が産まれたのはきっと想いの先にいる誰かとつながるためだ」とありました。

さきほど紬が想へ伝えた「一緒にいたいと思う人と一緒にいるために、言葉があるんだ」ということと共通していますよね。

なので、紬は想の作文の言葉を想へ伝えた、ということになりそうですよね。

 

高校からの帰り道

想と紬は、昔、想が告白した思い出の橋を一緒に歩いていました。

橋に入った時は手をつないでいなかったのですが、橋の中程まで来た時に自然と手をつないでいました。

これは第1話の反復かなと思いました。

第1話では橋の途中まで行ってから想は紬へ告白していました。

告白したあと、2人は手をつないで歩いて行っていたので

きっと今も、同じあたりから手をつないだんだと思います。

第1話の時は歩いていく先の空が曇っていたので、その先の二人に少し不安を感じる状態でしたが、今現在では晴れた空、印象的なかたちの雲が浮かんでいますね。

この雲のかたちが黒板で会話したときに想が手で消したあとの消しあとのかたちに似ているという考察をみかけて、なるほど〜と思いました。

橋っていうのはよくドラマなどに出てくるんですが、よく人と人が別れるシーンで使われるんですよね。

サイレントでも第1話のラストで想が泣きながら手話で紬へ語りかけたあと向こうへ歩いていってしまうシーンがありましたが、このとき紬は振り向いて手前側へ帰っていきました。

というふうに進む道が違うということを表すことが多いんですが、

手をつないで同じ方向へ歩いていく二人は、これから同じ道を歩いていくことが強く印象づけられているなと思います。

 

そして想は実家へ寄ります。

佐倉家はクリスマス会をやっているのか、全員集合していました。

 

律子は外に紬が居るんじゃないかと思い、想が2階へ行っている間に外へ様子をみにいって、そこで紬と会っていました。

本当は家へ招きたい気持ちなんだろうと思いますが、想が紬を外で待たせたということはまだ想は律子へ紬を会わせたくないんだろう、と律子は考え、外での立ち話にしたようです。

ここで律子は、想のことで紬と気持ちを共有できることを知って、嬉しくなっていました。

何かを楽しむことより何かに傷つかないことを優先してほしかったの

と律子は言っていました

親として心配の方が先になっていたということですよね。

そして、律子が最後に「いってらっしゃい」と想を送り出します。

想が楽しそうで紬も楽しいと聞けた律子は、二人がこれから楽しい人生へ向かっていくことにいってらっしゃい、と声をかけたんですかね。

 

駅についたら想は紬の耳に音楽プレーヤーのイヤホンをつけて

音楽を再生しました。

聞こえてきたのはスピッツの「魔法のコトバ」と「スカーレット」でした。

思い返せば、別れていたときや再会した時に聞いていたのがスピッツの「楓」でしたよね。

「楓」は別れの曲だと思います。

それが「スカーレット」の歌詞「離さない このまま 時が流れても」へ変わったということがとても素敵ですよね。

「スカーレット」を紬へ聞かせる、というのは、やっぱり紬への愛の告白なんですよね。

ぜひ「スカーレット」の歌詞を全文、読んでみてくださいね。

そして「魔法のコトバ」は二人が出会った頃の思い出の曲でもありますが

「魔法のコトバ 二人だけにはわかる」という歌詞のとおり、二人の距離が近づいていくことが現れているんですよね。

ちなみに僕は「青い羽」という漢字から、「青羽紬」の名前から、スピッツの「空も飛べるはず」を連想します。

ぜひ「空も飛べるはず」の歌詞も読んでみてください。

紬の気持ちが現れているように思いますね。

 

光と萌が石段で会います。

この石段は、初回で、湊斗と律子がすれ違った石段ですよね。

ここは佐倉家の近くにあるということなんで、光も実家へ帰ってきていることになります。

紬と一緒に帰ってきたんですかね。

たぶん紬のことが心配で付いてきたんじゃないですかね。

光は萌へ「佐倉くん大丈夫?」と聞いていたみたいで、萌は「さっきお兄ちゃん帰ってきてさ、外に女の子待たせてすぐ出てったからさ」と答えていました。

光は萌に、紬と一緒にいたはずとは言わなかったんですね。

そして光は萌から手話の本を借ります。

萌はお兄ちゃんより先に手話を勉強していたと話すんですが、これはサイレントの公式WEBサイトに初回から書かれていたことだったので、僕は以前から知っていたんですが

視聴者の中にはそれを知らない人が多そうだったからか、あえて最終回で萌の口からこのことが語られましたね。

 

想を心配する湊斗は開口一番「大丈夫?」と言うんですが

伝わってないと思い、携帯アプリを使おうとしていました。

でも、おそらく湊斗の口の動きでわかった想は「大丈夫」と声で答えます。

湊斗は紬ではなく、想に会いに来ているところが素敵ですよね。

そして想が声で「みなと」と呼びかけ、「大丈夫」と言ってくれたことで湊斗は想の心が乱れていないことを知って安心できたんだと思います。

 

解説放送版の最終回で言われていたのですが、奈々は花言葉をみて花を選んだようです。

カスミソウのPOPをみていたので、とくにカスミソウを花束に入れたい、と思ったみたいでした。

このシーンでの奈々は、手話がわからない湊斗に対し、手話やケータイを使わず、湊斗にもわかるジェスチャーや口のかたちで意思疎通してましたよね。

思いを伝えたい相手に合わせて、言語を変えているってことですよね。

花束はもらったんじゃなくて渡しにいくところ、ということを伝えていました。

湊斗は、奈々が話したそうな顔をしているなと思って呼び止めたようです。

これは奈々が就職セミナーで想へ声をかけた時と同じですよね。

あの時は奈々が想に「話したそうな顔してた」と言っていました。

これ、もしかしたらですが、声をかけた方が話したいという気持ちを持っている、というのもあるのかも知れないなと思いました。

ここでは、湊斗が、花束を持っている奈々と話したかった。

花束を持っている人をみるだけで幸せな気持ちになると言っていた湊斗ですからね、奈々に何があるのか聞きたかったのかもしれません。

そして奈々はそんな湊斗の気持ちを汲み取って、

花のおすそ分けをしてくれたように思います。

 

奈々は春尾へ花束を渡しにいきます。

通訳士になれたことのお祝いということですが、春尾からは「いまさら?」と言われていました。

お花は音がなくてコトバがあって気持ちがのせられるんだよって

声を出さない奈々にとって、自分の気持ちを込めることができるもの

それが花だと思ったってことですかね。

カスミソウの花言葉は「感謝」や「幸福」なんだそうです。

これは春尾への「ありがとう」の気持ちを表した花束だったみたいですね。

そして、クリスマスプレゼントがほしいと奈々は、ほしいハンドバッグがあるの、と春尾へ伝えていました。

これは以前、奈々が見ていた青いハンドバッグのことだと思います。

以前は、

いつも手話のため両手をあけておくためリュックを持っているような奈々がハンドバッグを持つことは「憧れ」のように描かれていました

想と過ごすことを考えるなら、両手の手話をやる方が良いと考えていたのかもしれません

でも、春尾と一緒に過ごすのであれば、お互いに片手の手話でも会話がちゃんとできそうですよね。

春尾と奈々がこれから、近い存在になることが現れていますよね。

 

想と待ち合わせしている紬の前に湊斗が現れるんですが

湊斗は想にことわりを入れて紬に会いにきていました。

目的は「カスミソウ」を渡すため。

戸川くんの分あるの?と言われていましたが・・戸川くん呼びになったんですね、紬はやっと。

これは紬の中で想のことを「想」と呼ぶことにしたということが現れているのかなと思いました。

俺の分はいい、湊斗は主成分やさしさで、人のために優しさ全部つかっちゃう人だと言われてましたよね。

かわいい、雪の結晶みたいとカスミソウのことを紬は言ってましたが、これは主題歌「サブタイトル」の歌詞「コトバは雪の結晶」になぞらえているんですよね。

紬と想の間でやり取りされるもの、ということが暗示されている気がします。

湊斗は「誰かにあげてもいいから」と紬へ伝えるんですが、ここに意図があるように思いました。

もしかしたら湊斗と奈々は協力していたのかもしれません。

だからわざわざ、湊斗はカスミソウ1本を紬へ渡しにきたんじゃないでしょうか

これはこのあとお話しします。

そしてさり際に湊斗は紬へ「行ってらっしゃい」と告げます。

この行ってらっしゃいも、想と紬の2人が未来へむかっていくことに対するいってらっしゃい、ですよね。

2人を安心して送り出せると確信したから言えたコトバじゃないかと思いました。

 

そして奈々は想を呼び出していました。

想は会うなり奈々のリュックの口が開いてないか確認するんですが

想は奈々がわざと開けていた、ということは知らないんですよねたぶん。

だから単純に確認してあげたってことだと思いますが、

奈々は「もう、いまさらそんなことするわけないじゃん」という気持ちだったと思います。

そしてカスミソウをおすそわけとして1本、想へ渡します。

これはやっぱり、湊斗と奈々は協力していたんじゃないか、と思います。

同じ日に、同じタイミングでカスミソウを渡したのは、想と紬がそれぞれカスミソウを持った状態で会うように、そしてお互いに渡し合えるようにしたんじゃないかと思いました。

湊斗からは紬へ感謝であり、おすそわけの気持ち

奈々から想への感謝であり、おすそわけの気持ち

これを伝えるためにも、それぞれに渡しませんか?と湊斗が奈々へ提案したんじゃないですかね。

 

私これからデートだから、という奈々にもしかして春尾が?と思いきや、現れたのは美央でした。

美央とはもしかしたら大学生のとき以来かもしれないですが

今の想は美央とも問題なく接することができるようになっていました。

 

カスミソウを持った二人はそれぞれ待ち合わせ場所へと向かいますが

想から紬へテレビ電話がかかってきていました。

手話でテレビ電話してみたい、というのは紬の希望でしたよね。

画面ごしという制約がある状況でもちゃんと意思疎通できるようになっていることが現れていますよね。

そして紬も片手でちゃんと行くね〜と伝えられていました。

 

世田谷代田の駅についた紬はベンチに座る想をみて、「佐倉くん」と呼びます。

でも、想は気づかず。

そこで「想くん」と呼んだら、想が気づいてくれました。

これは春尾と奈々の回想シーンにありましたよね。

聞こえないはずが聞こえた気がした、ということで奈々が振り向いてくれたシーンがありましたね。

このシーンの紬は青い服を着ているんですが、僕は紬はこれまでのシーンでは、青い服を着ているときは想とはわかりあえていないシーンだ、という風に考察していました。

でも、想が今の紬をちゃんと観てくれるようになったことで、青い服を着る紬・・今の紬を受け入れてくれたことが現れているように感じました。

 

駅のホームを歩きながら紬は想へカスミソウを渡すと、想からもカスミソウを渡されます。

この時、紬は「戸川くんにもらった」と手話で想へ伝えていました。

紬が戸川くんと呼んでいることがちゃんと想へ伝わっていてほっとしました。

おすそ分けだって、奈々も言ってた

というやり取りから、やっぱり奈々と湊斗は協力していたんだろうなと感じますね。

奈々は想へ手話を教えた人で

湊斗は紬へ手話教室を教えた人なので

それぞれ想と紬が会話できる言葉を与えた人なんですよね。

その二人から今度は

奈々は春尾と再会できた感謝を想へ伝える

湊斗は想と再会できた感謝を紬へ伝える

かたちで、それぞれへカスミソウを渡したということかと思います。

同じ花のプレゼント交換は、高校時代のクリスマスに全く同じイヤホンを交換した二人をもう一度繰返していますよね。

 

クリスマスイルミネーションを見に来た二人。

また、月をみてるんですよね。

きれいに月が出ているので「晴れてるね」と想がいうところですが

ここで紬は高校時代に想と話していた

「紙を42回折ると月に届く」という話について聞いていました。

45回だっけ?この間違いも高校の時と同じです。

 

イルミネーションみにきたのに、話しながらだと全然みれないね

と、あえてなのかちょっと残念な気持ちになりそうなことを紬は言っていました。

これは主題歌「サブタイトル」の歌詞とリンクしてますよね。

正しさよりもやさしさがほしい そしてそれを受け取れるのは

イルミネーションみたいな 不特定多数じゃなくて ただ1人

君であってほしい

別にいいよね、という二人は、二人の言葉が交わされることを重視してるんですよね。

青羽の声おもいだせないし、もうきけない

でも、青羽の言葉がみえるようになってよかった

紬も想へ「私も」と答えていました。

言葉が見えるようになったのは手話という言語を学んだからで、これは奈々や湊斗のおかげなんですよね。

 

今何か言いたいことある?と紬は想に聞きますが、想は首を振ります。

その時の紬の様子をみて、想は少しにやけていました。

 

そして紬の手を取り歩いていくのですが・・ある程度歩いたところで

手招きします。

 

実は同じようなことが高校時代にもあったんですよね。

これは最終回の冒頭のシーンの続きだと思います。

たしか、紬が自分の名前を呼んでもらいたい、それを感じた想が手招きしたんだと思います。

想は紬の耳元で何かをささやきます

 

その回想と同じシチュエーションで、今、想は紬に何かをささやきます。

紬は一瞬驚いてそして、喜びます。

ここで、想は再会してから初めて、紬に対して声を出したと思います。

そして何かを言った。

これは・・まず、名前を言ったことは間違いないですよね。

高校時代の回想の方で紬は自分の名前を呼んでほしそうにしていて、それに気づいた想が手招きしていたので。

「つむぎ」ということと、「好き」ではないかと思いました。

高校時代の回想の方で紬が言ってほしかったことは自分の名前、

そして今のシーンでは、紬はもう一度ちゃんと「好き」ということを言ってほしかったのだと思います。

想は10話の最後で、紬に、紬の声が聞けないなら「好きになんてならなきゃよかった」という悲しい告白をしていました。

たぶん紬はもう一度ちゃんと告白してほしかったのだと思います。

だから、紬は「今、何か言いたいことある?」と聞いたんですよね。

 

そして高校時代の方は、おそらく「つむぎ」とこちらも想は最初は言ってるんですが

ここでは紬は「もう一回言って」と言ってもう一度「つむぎ」と言ってもらい

さらに身体を横に揺らしながら「もう一回」と言ったときに、想は「好き」と言ったんじゃないでしょうか。

紬は「想くん」というふうに、想の名前を言ったということも考えましたが、想の名前は紬は言ってなさそうなんですよね。

なぜなら、想が別れを告げる前にあった公園で、紬は想から頼まれて「想くん」という時にかなり恥ずかしがっていたので、そこまでまともに本人に「想くん」と言ったことはなかったと思われるんですよね。

だから、この高校のシーンでは、想が「つむぎ」と「好き」と言うことだけ伝えたんじゃないかと思います。

紬は「もう一回言って」とだけ言っていたと。

 

そして、これと同じこと、

つむぎ、すき。すきだよ。

といったことを今も言ったんだと思いました。

まあ、ここはあえて視聴者に聞こえないようにしているところなので

自分が思う「このコトバだ」というのを正解にして問題ないと思います。

まさに、2人にしかわからない「魔法のコトバ」でしたね。

想が聞かせたいこと、と言っていたのは紬の名前や、好きというコトバだったということですよね。

 

そして話題になったのは、影のキスですよね。

光の使い方にかなりこだわった撮影をずっとしてこられたと思うので

影がどのように写っているかは計算されていると思います。

耳元でささやく二人の影が、キスをしているようにみえる、というのは・・おしゃれですよね。。

 

そして、本当のラストカットが・・

これはおそらく古賀センの目線なんですよね。。

古賀センが言ってましたもんね、2人を心配していつも廊下から様子をうかがっていたと。

ちなみに、第2話で、紙を42回折ると月に到達する話を紬と想がしているとき

まさにこの場所から古賀センは紬と想をみていました。

だから、この場所からの目線は、古賀センの目線だと思われます。

高校時代から想と紬の2人をみていて

そして、みんなの前から想が消えた間も連絡をとっていた古賀センが

近くはないけど、ずっと2人を見守る存在だった、ということかもしれないですね。

 

 

 

ーーーー

今回はここまでとします。

最後に、主演の川口春奈さん、そしてプロデューサー村瀬健さんが語っていたことをお話ししたいと思います。

まず、川口春奈さんがサイレント最終回放送終了後に、ご自身のYouTubeチャンネルで生配信をされていました。

アーカイブとして今からでも見られると思うので、ぜひみていただきたいのですが、いくつかその中から面白かったことをご紹介します。

最終話放送の翌日に、サイレントで使われていたカフェを貸し切って生配信をされていました。

まず、高校時代を演じたことについて。

正直制服はキツイなって思ってたそうです。

ほぼすっぴんのメイクだったということも言われていました。

最後のシーン、耳元で何て言ったんですか?という視聴者からの質問に対して

最後あの終わり方は台本もらった時から「サイレントらしいな」と思ったと言われていました。
何を言ったかはみんなの想像に任せたいので言わないということでした。

ここから考えると、なんとなく、名前だけ、という感じではなさそうですよね・・

あと、「影がキスシーンになっていた」というのは、川口春奈さんも言われていたので、あれは狙った演出だったということで確定だと思います。

他にも手話のこと、クランクアップ後のこと、鈴鹿央士さんのことなど話されていましたので、みていない方はぜひ、見ていただくことをおすすめします。
もしかしたら今後、1人で聖地巡礼するような企画もやるかもしれない、とおっしゃっていましたので、楽しみですよね。

 

続いて、村瀬プロデューサーが出演された

【TVer完全オリジナル番組】 最強の時間割 〜若者に本気で伝えたい授業〜後編で

村瀬さんが語られていたこと、こちらも少しだけご紹介します。

ぜひ全てはTVerでご覧ください。

まず、サイレントの大まかな流れについていつ考えたのか、という話で

紬と想がくっつくのかくっつかないのか、ハッピーエンドなのかハッピーエンドじゃないのか、は初めから決めていたということでした。
原作がないので、そこに至る過程はつくりながら決めていったそうで、
5話〜6話ぐらいでそのあとの流れも決まったそうです。

 
そして、サイレントの撮影でお金かかったシーンについても教えてくれていました。

基本的にはアクションシーンがあったり、時代劇みたいに衣装やセットに通常よりお金がかかることもなかったところ、細かい表現にお金をかけたとのことでした。
1つは第1話の冒頭のしーん。

団地で雪がふる中、紬が階段をおりるシーンで

ここは雪を降らせるもの、照明をあてるもの、カメラをつるもの、という3台のクレーンを使ってかなり大掛かりに撮影されたそうです。

あのシーンを観ただけで引き込まれるものがありましたもんね・・
 

あとは想が作文を読む体育館のシーンで夜に撮影して外は真っ暗なのに、太陽の光みたいな照明を外にたくさん立てて昼間に見せて撮影した話や

湊斗が紬をファミレスでなぐさめるシーンを昼間に撮影したが夜のように見せるために、ファミレス全体に暗幕をかけて撮影した話など、ものすごく興味深かったです。

ちなみにこの時に使われたファミレスは「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」の最終回で使われたファミレスと同じだったそうです。

 

過去のろう者を扱った名作ドラマとサイレントの違いや、撮影するファミレスへのこだわりなども語られていますので

ぜひ本編をTVerで観てみてくださいね。

 

 

ここまで長い時間お付き合いいただき、ありがとうございました。

ここまで観てくださる方はほとんどいないんじゃないかと思うぐらい長くなってしまいました😅

ちょっと実験的な意味合いもあって、これまでやったことないぐらい長い動画を作ってみました。

話たいことを話しただけ、という感じで、考察にもなっておらず、申し訳ありませんでした。

 

感想やご意見について、コメントをいただけますと嬉しいです。

できる限り、返信させていただきます。

 

サイレントについてはもし新しいことがあればまたお話しさせていただきますが

ここからは新しいドラマにも目を向けていきたいと思います。

ぜひ今後もお付き合いをよろしくおねがいします。
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今後もドラマについて気になることや気がついたことをお話しさせていただきます。

チャンネル登録をして次の動画を楽しみにお待ちいただけると嬉しいです。

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