ひなぴし ドラマ考察

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ソフトバンクが料金値下げでなくスーパーフライデーで特典を出す理由

ソフトバンクのスーパーフライデーは

数ヶ月開催しては一旦やめて、また始めて、というのを断続的に続けてますね。

 

おそらく、色々データを見ながら検証しているものと思われます。

 

…と言っても、この施策は「儲かる」ための施策ではないんですよね。

 

あくまでユーザーに特典を出すものなので

SoftBankにとっては、スーパーフライデーをやることでお金がかかることになります。

 

なので、このスーパーフライデーをやっても

利用者が全く喜んでくれなければ、やる意味はありません。

 

また、他の電話会社、

ドコモやエーユーも同じようなことを違う形でやってるので、

 

それと比較してどうなのか、

というのも検証しているんでしょう。

 

 

 

ずっとスーパーフライデーの特典を利用しつづけるている身からすると

間を空けずに、ずっとやってほしい、

というのが本音なんですけどね。

 

 

SoftBankスーパーフライデーは友達や家族の分もまとめてもらうことが可能だった(極端に言えば他人のでも) - ひなぴし

 

 

 

でも、よく考えたら

ソフトバンクは、なぜこの儲からない、

というか、お金がかかるような特典を出し続けているんでしょうか?断続的にとはいえ。

 

まずは、

 

他の携帯電話会社との差別化でしょう。

ソフトバンクのユーザーなら、こんな特典がもらえるんだよ!というアピール。

 

実際、このスーパーフライデー特典をもらうために

サーティーワンとか、ミスドとかに列ができているのを見て

「あれは何?!」と思った人も多いことでしょう。

 

目立つやり方で宣伝効果を狙っているというのもあると思いますが

とにかく他の会社よりいいよ!をアピールするためです。

 

ただ、他の会社も実はすでに

同じようなことを始めています。

 

同じように、特典がもらえるサービスです。

 

 

他の会社と差別化するために、満足度を高めて他の会社へ逃げていかないように

 

また、他の会社も同じようなことをやるなら、

サービス面で負けないように、そういう企画だと思います。

最初にやり始めたのはSoftBankだったように記憶していますが・・

 

 

でも、、、

 

もっと考えると

 

なんで特典を出す

という形なんでしょうか?

 

その分、通信料金とか通話料なんかの

利用料金を下げれば、もっと直接的にユーザーにアピールできるんじゃないかという気が。。

 

でもあえて、料金値下げをせずに

特典を出している

 

料金値下げの方が簡単ですよね?

特典を出すには、その特典を利用できる会社(たとえばサーティーワンとか)との調整とかもろもろ必要ですし。

 

けどあえて、料金値下げではなく

特典を出す方を選択している。

 

その理由は何なのか??

 

 

使えない人もいるため実際の負担額が少ない

例えば、この間に出されていた特典は

サーティーワンのアイスクリーム1個でした。

 

サーティーワンのアイスクリームは

実は店舗によって値段が違うそうなので、一概にいくら分の特典、とはいえないんですが…

ちょっと高めにみて

380円です。

 

スーパーフライデーだと、このアイスクリームを毎週金曜日に1個もらえるわけですから

 

単純計算すると

 

380円 × 4回 = 1,580円

 

5週金曜日がある月だったら、さらに、になりますが😓

 

これって、相当大きい金額じゃないですか?! 

 

当然ですが、

サーティーワンからユーザーがアイスクリームをもらえるのは、その代金をソフトバンクが支払っているからです。

 

ソフトバンクはこんなに、みんなのためにお金を払ってくれてるのか…

 

…と、感動してしまいそうですが(笑)

ちょっと待ってください!!!

 

たしかにソフトバンクはお金を払ってくれていますが、

それではどういう風に払っているかというと

 

特典が使われた数に応じて支払っている

と思われます。

 

使うときに、スマホの画面をみせて、ボタンをお店の人に押してもらいますよね?

あの押された数を店舗ごとに集計して

その分に見合った金額を、そのお店に支払っているわけです。

あー、お店ごとに支払いを分ける作業はソフトバンクがやるのか、サーティーワンの本部がやるのかはわかりませんが。

とにかく、使われた分だけ。

 

とすると…

 

要は、使われなければソフトバンクはお金を払わなくていいわけです。

 

使ってる人からすれば「使わないなんてもったいない」と思いそうですが

いろんな理由で使わない人がいます。

 

・アイスクリームに全く興味がない

・サーティーワンのお店に行く時間がない

・近くにサーティーワンのお店がない

 

などです。

 

これ、、結構な数いると思うんですよ。

「忘れてた」という人もいるでしょうし。

 

そうすると、仮に1,580円も1人に対しソフトバンクが負担することになっていたとしても、

実際にはその何分の1かの金額になります。

 

ソフトバンクは「最大1,580円分も負担してる」と言えるけど、実際には負担してないというトリック(笑)

 

仕入額がおそらくもっと安い

そしてさらに、サーティーワンのアイスクリームは1個380円くらいと言いましたが

おそらくここも、あやしい(笑)

 

というのは、

 

ソフトバンクが1個あたり380円も払っているとは思えない

 

ということです。

 

このスーパーフライデーの企画って

特典対象になる会社にもメリットがあります。

 

例えば、サーティーワン。

 

このサーティーワンが特典対象になっていたのは

2016〜2017の冬の期間でした。

 

この期間に何が起こっていたかというと

 

冬場で、普通は誰も積極的にアイスクリームを食べないような時期なのに

毎週金曜日にはサーティーワンに行列ができていたんです。

 

これはスーパーフライデーの特典をもらうために来た人たちの列です。

 

サーティーワンとしては、この人たちに特典のアイスクリームを出せばソフトバンクからお金がもらえるので

要は、アイスクリームを売ってるのと同じことなんですよね。

だからかなり積極的に、スーパーフライデー利用の人を呼び込んでました。

 

スーパーフライデーの人が来れば来るほど、サーティーワンは儲かるわけです。

本当ならお客さんが少ないような冬場の時期にもかかわらず。

 

ということで、サーティーワンとしては

スーパーフライデーの特典対象になることはとてもラッキーなこと。

 

 

…となると、

 

ソフトバンクがサーティーワンに「スーパーフライデーの特典に使いたいんだけど?」と話をする時に

 

でも・・これだけたくさんの数を・・買うことになるんだから、まけてよ(安くしてよ)

と、もちろん言うでしょう。

 

だって、何万人もの人がもらいに来るわけで、その分だけサーティーワンの売上になるんですから。

 

しかも、本来なら客がこないような冬場ですよ??

 

 

そりゃあ・・売値が通常380円だとしても

なんとか200円でよろしく!!とか、半額の190円で!!!

 

とかにしてそうです(笑)

 

 

サーティーワンにしてみれば

本来客がこない冬場のアイスをSoftBankが買ってくれることになり

 

かつ本当は集客のために各種プロモーションも必要ですが

それはSoftBankがやってくれるので必要ない。

サーティーワンは宣伝費用も必要ありません。

 

なので・・相当割引できるはずです。

 

だからもしかしたら、実際にSoftBankからもらっているアイスクリーム1個の金額は本来の売価の半額以下かもしれませんね。

 

まあ、実際にはけっこうSoftBankの人が大挙して押し寄せたりして

人件費もかかっているとは思いますけど・・

それでもあまりあるぐらいの儲けが、サーティーワンにもありそうです。

 

 

ということで、SoftBankは、料金の割引とかで直接的に収入を減らすよりも

この特典で出す、という形で、お客さんが感じるよりもかなり少ない額の負担しかしなくてすんでいそうです。

 

特典の方が「もらってる」感が続く

また、別の効果として、特典だと「もらってる感」があるというのもあると思います。

 

たとえば、

「SoftBankは儲かってるから、みんな一律月額1000円、料金を下げます!!」

と宣言されたら、みんな大喜びすると思いますが・・

 

それって一瞬じゃないですか?

半年後ぐらいには、そのもとより1000円安くなった金額が普通になって

「もっと安くしてよ」とおそらく思うはずです。

 

通信料金、電話代というのは毎月払っているものなので

ずーっと安くなります、だと、安くなる最初しかその効果は感じないんですよ。

 

それからは、安くなった金額が普通になる。

 

 

それに対し、特典の形で、毎週金曜日にアイスクリームがもらえます!

コンビニで150円分商品が選べます!

 

だと、

それをわざわざ利用するためにお店にいったり

SoftBankからのメールをしっかり確認したりするわけで

 

ちゃんと意識して、「特典をもらう」ことになるんですよね。

だから、いつまで経っても、「もらってる感」はずっと続く。

 

これって、お客様へサービスを提供する際にはけっこう大事なことじゃないですか?

 

せっかくやってることも、やってもらっているとお客様側が感じてくれないと

提供する側の提供しがいがありません。

そして、それが高い、安いという値段の判断に影響してくれません。

 

ちゃんと意識して特典を使ってくれれば

あ、この分は得したな、とお客様側が思えるわけですよね。

 

おそらくこれをSoftBankは狙っているんじゃないかなと思います。

 

 

まあ、あと、上に書いた、実際に負担してる額はもっと少ない

というのと合わせて考えると、

 

実際に使用されている金額分を全員の料金値下げへ仮に割り当てたら

たぶん月額200円とか、もしかしたらもっと少ないかもしれません。

だとしたら、月額200円割引します!と言うよりも

毎週200円の商品を月4回(800円分)もらえるよ!と言った方が大きく感じますしね。

 

 

特典はいつでもやめられる

SoftBankが料金割引ではなく、特典の形でサービスしている理由の最後は

「いつでもやめられるから」だと思います。

 

料金値下げは・・一度やってしまうと、元に戻すのは相当難しいでしょう。

おそらく、元に戻します、値上げします、と言った時には

大量の離脱者、他の会社へナンバーポータビリティする人が出て来るはずです。

 

だから、料金の値下げは簡単にはできないと思います。

 

 

しかし、特典だったら。

 

あくまで「特典」というのは「特別にもらえるもの」でしかないので

もらえなくなったからといって、それほど文句は出ないでしょう。

 

まあ・・ぼくみたいに毎週使ってる人間からすると

文句もいいたくはなりますが(笑)

 

でも「特典」という言葉からは「永続的に約束された」という感じは受け取られません。

 

だからもし、

この特典の利用率があまりにも高くなりすぎて

SoftBankの負担額が大きくなり過ぎたりするようなら

すぐにやめることになるでしょう。

 

そして、やめることがそれほど大きな問題にはならないでしょう。

 

まあ、他社も始めている以上、簡単にはやめられないとは思いますけどね。

でも、料金値下げをやっておいてからそれをやめます、というのとはかなり難易度が違います。

 

 

 

とにかく、携帯電話会社はおそらく、相当儲かりすぎてるんですよ。

だから、お客様に還元してもいいと思ってる。

 

しかし、将来的に自分たちのクビを締めたくはないので、

料金値下げはしたくない。

 

そういうところから編み出された作戦なのではないか?と思います。

 

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とにかく、

これならいいね!と思える特典を、どんどん出してください!

たとえば、長期利用者特典として、スーパーフライデーの特典を多くだすとか。。

 

今、学生だけ、ということで2個もらえたりやってますよね?

あれ、長期利用者への特典として検討してください!

 

お願いしますよ、孫さん。

 

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