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フジテレビ系列のドラマ「あなたがしてくれなくても」
まず、この動画の結論をお伝えします
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印象的な「パズル」と「砂時計」
今後の陽一と誠のことを表している
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最後までみるとその理由がよくわかりますので、
ぜひお付き合いください。
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「あなたがしてくれなくても」というドラマは、いろんなところで対比の表現や、直接的ではなく間接的に意味をもたせるような表現がたくさん出てくるなと思っています。
冒頭のこのシーンですが、
まず、店員さんが、コーヒーとハーブティー、そして・・砂時計を持ってきたのはちょっとドキッとしましたよね。
そりゃ、みちも砂時計を凝視してしまいますよね。
このシーンですが、楓の方はハーブティーを飲んでいたんですが、
これはいつも、家で夜に、誠が楓に入れてくれていた飲み物ですよね。
そして、みちの方はホットコーヒーです。
みちの夫・陽一は喫茶店のマスターですから・・
要はこのシーン、二人とも、それぞれの夫に関わるものを注文してるんですよね。
そして、みちと誠の思い出にある砂時計が運ばれてきて、それが楓の方に置かれるという・・
あとから編集長に言われていたことを楓はやってましたよね。
「女ってなんで不倫相手の女を責めるんだろうね?やり直したいなら夫と向き合えばいいのに」
でも、まあ・・楓の立場で言えば、みちに物申したくなる気持ちはわかりますが・・
というか、何も言わずに引き下がるのもどうかなとは思いますよね。
この流れで砂時計のこともちょっと確認しておきたいと思います。
この砂時計って「過去」「現在」「未来」を表すっていう話がありましたよね。
上の初めに砂がたまってる部分が過去
砂が通る部分が現在
砂が落ちていくところが未来
みちはこれをみて、「陽ちゃんとの今が苦しいのは、私と陽ちゃんには過去も未来もあるから」と気づいていましたよね。
で・・ちょっと今回、陽一が壊した砂時計をみていただきたいんですが
これ、下の方が割れてるっぽいんですよね・・
下の方はというと・・そうです、未来です。
つまり、陽一が未来を壊した・・みちとの未来は無くなった、ということを表していそうなんですよね。
そして、陽一がこの、しまい込んであった砂時計を出してきてしまい
さらに未来の方を壊したことで
みちの誠への想いが解き放たれたように思いました。
一度は誠への想いを封印するためにしまっておいたものだったんですもんね・・
まあ、捨てずにおいてあった、という時点で、誠だけでなく、みちも誠への想いを捨てられずにいた、ってことなんでしょうね。
そして、ここから今回の話で陽一が頑張ってなおそうとしていたパズルのことを確認していきたいと思います。
1ピース欠けたパズルの話をオーナーとしたときに、オーナーから
「欠けたもんおいとくと大事なもんなくすんだってよ」という話を聞きます。
陽一は「大事な人」をなくしたくないという気持ちからなのか、パズルの1ピースを作ってましたよね。
なんとか埋めようとしている。
不倫はしたものの、でもみちへの愛はある人なんだろうな、と思いますね。
でも、それなら何で浮気するの?ということにはなりそうですが・・
陽一はすごく一生懸命作っているので、なんとしてでもみちとの関係を修復したい
みちと間で欠けたものを埋めたい・・
と思っているようですが
でも、そうやって自作したピースはどうしても元のものと全く同じに作ることはできないんですよね。
やっぱり歪んでしまう。
だから、なんとなく埋められたように見えても、やっぱり上手くはまらないんですよね。。
これはそのまま、陽一とみちのこれからを暗示していそうです。
でも、なんとしてでも修復したい、そういう気持ちは現れているので、陽一のみちへの気持ちは強いんだな、ということがわかります。
これと対比されるような話が、前回にありましたよね・・
それは誠の母親が訪ねてきたシーンです。
ここでも実はパズルの話をしていました。
誠は買ってもらったパズルの最後の1ピースがなくなってしまった時、新しいパズルを買ってもらっていました。
どうやら、自分で作る、ということはやってなかったようです。
母親言うには「真面目すぎる」とのことなので、少しの歪みも許せない、そういうことなのかもしれないですね。
なくなった1ピースを自分で作ろうとする陽一に対し、1ピースなくなったらもうそのパズルには興味がなくなったように見え新しいパズルを手に入れる誠。
これは誠の妻への愛情を表しているようにも思えますよね。。
すでに他のパズルの方へ気持ちがいってしまっている、ということなんですかね。
また、誠のこだわりを表しているエピソードにも思われて
一度思ってしまったみちのことを忘れられない誠は、絶対みちでないとダメだとすでに思ってしまっているのかもしれません。
替えがきかないという描写?
楓と・・できなくなってしまっていましたよね。。
いじわるな言い方をすると、欠けてしまったパズルには見切りをつけて、新しいパズルを手に入れて満足する・・というようにもとれます。
パズルの1ピースが無いことに大泣きしたのに、新しいパズルを手に入れたら欠けた方のパズルにはすぐに興味がなくなった・・という印象もありますね。
ピースがかけたパズルは、やらない。
それが楓との行為を拒否したことにも現れているような気がします。
もう「欠けてしまった」と感じた楓との関係は続けられない、新しい人と新しい関係を築くこと、そちらへ目が向いてしまうんですかね・・
あとから欠けたピースが見つかったとしても、すでに新しいパズルに取り組んでいるので
完璧主義者の誠は新しいパズルの方にだけ集中してしまうのかもしれないですね。
みちとの関係、そこにだけ希望を見出しているということでしょうか。
ただ、それであれば陽一が素晴らしい、ということになるかというと
そういうわけでもないんですよね。
陽一はこれまでずっとピースがかけたパズルを放置してきましたよね。
みちとの関係においても、ずっと前からピースが欠けていたはずなのに放置していた
それをいまさら・・という感じではあると思います。
陽一は・・遅すぎたってことですよね。
次回のあらすじで陽一は、カフェの壁に飾られた思い出のパズルに
欠けている1ピースを自作してはめ込むらしいのですが、
パズルの色は周囲に合わないようです。
オーナーから「他のもので適当に埋め合わせてもこうなるんだ」と言われてしまうみたいで・・
やっぱりうまくいかないんですよね。。
今回は砂時計やパズルの話をしましたが、他にもエレベータの乗り方など、いろんなところに対比表現があります。
気になるところがあったら、ぜひ教えてくださいね!
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今回はここまでです。
みんなで考察できると嬉しいです。コメントはできる限り返信します。
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