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映画「殿、利息でござる」感想・口コミ・レビュー・あらすじ・ストーリー

WOWOWで「殿、利息でござる」を観ました。

公開が1年前・・というか、1年経ってないぐらいということで

もう観られるのかーとちょっとうれしくなりました。

 

WOWOWさんはなかなかやってくれます(^o^;

 

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映画「殿、利息でござる」あらすじ・ストーリー

金欠の仙台藩は百姓や町人へ容赦なく重税を課し、破産と夜逃げが相次いでいた。さびれ果てた小さな宿場町・吉岡宿で、町の将来を心配する十三郎(阿部サダヲ)は、知恵者の篤平治(瑛太)から宿場復興の秘策を打ち明けられる。それは、藩に大金を貸し付け利息を巻き上げるという、百姓が搾取される側から搾取する側に回る逆転の発想であった。計画が明るみに出れば打ち首確実。千両=三億円の大金を水面下で集める前代未聞の頭脳戦が始まった。「この行いを末代まで決して人様に自慢してはならない」という“つつしみの掟”を自らに課しながら、十三郎とその弟の甚内(妻夫木聡)、そして宿場町の仲間たちは、己を捨てて、ただ町のため、人のため、私財を投げ打ち悲願に挑む!

 

 

※ ネタバレあり ※

 

 

映画「殿、利息でござる」思ったこと

羽生結弦が仙台藩主役で出演

羽生結弦さんがなぜか出演しています(笑)

正直、演技はうまくないので、まあ・・話題づくりかなと思いますが。

 

映画初出演、演技初経験らしいです。

 

まあ、ある意味では、その初経験な感じが

「世間知らず」っぽい藩主のイメージをうまく作っているようにも感じますが。

 

でもなぜ羽生結弦さんが起用されたのかなとちょっと疑問に思いました。

もしかしたら色々理由があって、そういうものを記した雑誌とかあったかもしれませんが、みておらず。。

 

調べてみたら、羽生さんは宮城県仙台市出身らしいですね。

出身地つながりでの起用であると思われます。

 

仙台藩主は、島津藩主に対抗して

官位が欲しくて重税を課していた、お金に困っていた

 

という話なんですが

最後の最後に出てきた羽生結弦さんのイメージだと

そういうことをしそうにない感じだったので

(あ、実際はわかりませんけど(笑)この映画をみた感じでは、という話です)

 

ちょっとそこには違和感がありました。

 

もっと私利私欲にまみれたような人(その人が少しは改心する?)の方があっていたように感じました。

 

出演者が豪華!時代劇をみたことがない人に勧めたい

おおまかなストーリーでいうと、人情ドラマなんですよね。

時代劇によくある(?)ような。

 

なので、もしかしたらこれは、普段時代劇を見慣れていない人間にとっては

楽しめないかなと思ったのですが

 

この映画はとにかく出演者が豪華です!

 

しかも、最近のドラマなんかでよくみる顔が

多数出演していますので。。

 

若い人で、時代劇をみたことがない、という人にぜひオススメしたい映画です。

 

ぼ〜〜っと観ていても十分楽しめる映画です。

 

知ってる役者さんがたくさん出てきて、

みんながそれぞれの持ち味を活かした演技をしていますので。

 

阿部サダヲ、瑛太、竹内結子、妻夫木聡

 

この主要登場人物の俳優・女優さん一覧だけみると

連ドラかな?と思うようなラインナップですよね(笑)

 

そして、松田龍平、山崎努

 

脇を固めるのが、西村雅彦、きたろう、寺脇康文

 

ナレーションが濱田岳

 

これだけ書いても、やっぱり連ドラっぽい。

 

なので、ぜひ、時代劇をまだみたことがない

という人がみるといいかなと思います。

 

 

派手なアクションとか、時代の大きな流れに影響する、とか

そういうのは一切ない、比較的範囲が「狭い」お話ではあるんですが。

 

実話に基いて描かれた作品で

庶民が主役の話です。

 

なのでそんなに「大きな」話にはならないんですが

でも実在した人がやったことなんだ、という目でみると

なんとなく今の自分が戒められるような気にもなります。

 

・・といっても、そこまで教訓めいているわけでもなく。

 

道徳的にとても良いお話なので、

子供にみてもらうのもいいかもしれないですね。

 

 

この映画でどれぐらいCGが使われているかはわかりませんが

昔と違って今は、時代劇がよりリアルになっていると感じます。

 

CGが通常の風景と溶け合って

実際に存在しているかのようにみえるからです。

 

SFモノよりもむしろ、時代劇への方が

CGは活かせそうだなと思います。

 

この映画でも、仙台城の二の丸とか

あとは吉岡宿の町並みとか。

 

これらをみているだけでも「すごいな」という気になってきます。

 

 

自分のためではなく、街のため、みんなのため

 

に行動して、成功する

 

というような部分だけではなく、

家族や兄弟を想う気持ちも描かれています。

 

穀田屋十三郎(阿部サダヲ)と浅野屋甚内(妻夫木聡)のやり取りなど。

 

なので、「感動する」という声も映画の感想としてはあるようです。

 

 

史実に基づいた話なんですが、それをお話の形で描いたこの映画の原作は

磯田道史氏が書いたものです。

 

磯田道史さんといえば、「武士の家計簿」

この映画を観て、面白いと思った人なら、間違いなく面白いと思います。

 

磯田道史さんは、NHK-BSプレミアム「英雄の選択」など

歴史関連番組のナビゲーター等を最近は務められています。

 

他の方とは違った視点で歴史をとらえられている人だなと思い

いつも、そのコメントに感心します。

 

 

こういう、

 

ミクロな視点の時代劇、

これからも期待したいと思います!!

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